創業は江戸時代末期、ちょうど天保年間の頃と聞いております。
その頃から浪江(なみえ)町の請戸(うけど)という港町、国内でも珍しい海を間近に望むことができる場所に蔵を構えております。
昔は白い砂浜に濃緑の松並木、青い海には白帆の船が浮かびましたが、今では朝な夕なに、
「ぽんぽん」という船のエンジン音が景色の一つです。そんな酒蔵の西側一帯には、田園地帯が広がり、その奥には阿武隈の山並みが連なります。
酒銘の「磐城 壽」の、「磐城」は地名、「壽」は皆で祝う「壽ぐ(ことほぐ)」とされ、
皆が永く健康的に楽しめる様、酒造りでもその由来が反映されています。当蔵では、酒造りは米作りからと考え、
地域の農家さんにお米の栽培を委託し、精米からの醸造工程を一貫して行っております。
何よりも健康と皆様に説明がつくものを、このサイトでは酒造りに携わるひと、ものにもスポットを当てていきます。
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