B麹室(こうじむろ)−「納豆ダメ、みかんも」 麹を作るため常時30〜32度に室温を保っています。ここでは、麹米用として蒸した米に麹菌を植え付けて、丸2日をかけて麹を作ります。その間、麹の温度は自らの発酵熱で30度から40度前半まで上がります。この温度経過 +湿度のやり取りが酒質の鍵となり、いい酒を造るのも、悪い酒を造るのも、タイプ別で造り分けるのも、これ次第です。酒造りは古来より「一麹、二もと、三造り」と言われ、麹作りが一番大切とされてきました。