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17BY 酒造り奮闘記

2006/07/31 今朝、

  前にも触れたことのあるカブトムシが2匹、羽化していました。ひと回り小さな固体ですが2匹ともオス。朝のラジオ体操から帰ってきた息子は、「大事件!」と、喜んでいました。幼虫は全部で20数匹。明日の朝から、連続的に羽化するものと思われます。ラジオ体操が終わっても、しばらくはカブトムシのお陰で早起きしてくれそうです。
 五百万石、一昨日から出穂し始めました。夢の香・亀の尾も、出穂の気配です。イネの花の写真は来月頭のアップとなりそうです。
 明日より、18BY(鈴木酒造店の酒造年度)となります。またの御ひいきよろしくお願いします。

2006/07/28 昨日、

  岩手から帰ってきました。南部杜氏夏期講習、特に今年は、県外会員(社員さん)の密度が高かったかな?杜氏科の受講状態、連日満員御礼、会場が持つ独特の熱気 に雨もどこかに行ってしまった感。次造りに向けて、考えていたことにヒントを得たり、なかなか良い講習となりました。
 この時期、気になってくるのがイネの出穂。まず最初の出穂が予想される亀の尾は、また背が伸びていました。トンボも羽化していました。

2006/07/24  野馬追い祭。

 雨です。明日から岩手の南部杜氏講習会に出かけます。
 今日はたまたま、相馬に配達。そして今日は野馬追い祭のメーン、甲冑競馬と神旗争奪戦が。旧原町市内で渋滞が予想されたので、時間を外したつもりが、雨のため終了したのが早かったのか、結局渋滞に。帰りの車に、お馬さんの作り出す渋滞は壮絶。うんこ落ちてるし、それをスラロームで避けようとしても、雨で流れて、、、失礼。にしても、近くで見る騎馬武者は迫力あります。雨に濡れた甲冑の重さは大変だったでしょうが、観光客の夢のためにも、軍事教練だった祭りとしても、甲冑の上に雨合羽は似合いません。古来よりの伝統を伝承するということの責任と、ご苦労、お察しします。お疲れ様です。明日は最終日、野馬懸けによる奉納が執り行われ、当地方最大の夏祭りは終了となります。
 旧街道、馬場野の公道上に、神輿がでんと設置していたのにはビビリました。後ろからは騎馬武者が本気モードで懸けてくるし、思考が一瞬、戦国時代にトリップしました。
※マンホールの蓋にかける、お馬さんの為の滑り止めが、各町村によって違うのが面白い。 

2006/07/21 梅雨明けは、、

  まだのようです。各地災害にあわれた方々、お見舞い申し上げます。
今季の気になること。日照不足に寒さと雨。そして、カメムシ。カメムシが例年になく、屋内で数多く見受けられます。どれをとってもイネにとっては深刻なもので、この頃になっては、少しの日差しさえもありがたく思っております。
 子供は、今日から夏休み。近所の小学生に混じってラジオ体操に出かけたのですが、すぐ雨が降り出して戻ってきました。23日から催される野馬追祭も会期中は雨の予報です。

2006/07/19 雨

  朝から結構な雨が降っています。霧雨が混じる粒の大きな雨で軒下と言えども油断の出来ない雨です。樽の蓋、濡れてしまいました。。
 17日は地元、請戸海水浴場の海開きとなったのですが、それからは雨続き。早い梅雨明けが待たれるところです。亀の尾、雨でもお構いなしの伸長です。週末、トンボが一斉に飛びました。田んぼで羽化したトンボ達です。

2006/07/14 祭り

  今日は、とんでもなく暑い一日でした。現在、20時5分前。まだ蒸し暑いです。こんな日に限って、浜風が吹きません。蒸し暑い!!!
 今日は、野馬追い祭りを控えている事もあって、旧浜街道を浪江から原町まで北進しました。ちょうど、旗指物が翻る旧宿場町を抜けるルートでもあります。神旗争奪戦・甲冑競馬の会場となる雲雀ヶ原も旧街道沿いにあって、もう準備は整っている様子。野馬追い祭の催される23日から25日は、当地でも梅雨明けの頃で、一番暑い時節となります。お祭りに参加される方、スタッフ、そして影の主役のお馬さん、体調管理にはお気をつけてください。ご武運お祈りいたします。
 雨が降らないと夏です。今日は多湿ということもあって蔵の空調はフル稼働です。

2006/07/11 月日が、

  どんどん過ぎます。午前中、健康診断。
 日曜に飛び入りで参加したサッカーでの筋肉痛がひどい。久しぶりにしたサッカーは、体が硬い、走れない、蹴れない、ヘディングが怖い、簡単な前後、左右の動きについていけない、、、ボール感も無くなったり、8年前 、ヘルニアを患ってから、サッカーから遠ざかっているとはいえ、散々たるものでした。そん中で、一番ショックだったのが、かつてトラップでボールを置いていたところが、今の体では追いつかないところだったりして、このボールへの距離が、気付かぬ間に悠々と流れたる月日の流れだったりします。そして、決意しました。少しなりとも時の流れに抗わなければ!と。そして、本日の健康診断がスパイス(発奮材料)になって、一時的ではありますが燃えています。それにしても、問診票の「1日の飲酒量」、なぜ日本酒の合換算なのでしょう?これは飲みすぎとか、これ以上飲んだら体を害するとか(飲み過ぎはイケません)、そんな日本酒のイメージを深層心理に植え付けているような気がします。酒類(種類)によって異なるのに。問診票では、アルコール換算だけの話になっています。私は日々、日本酒2合ですが、どうなんでしょう?

2006/07/07 七夕の朝、

  です。朝、眩しい朝日で目覚め、梅雨晴れともあって、蔵の水路の掃除をしました。でも、目覚めが悪い。テポドンの夢を見ました。もっとも、私の見た夢はテポ丼の夢でしたが、、、
 友人数人と浪江の町を飲み歩き、腹を落ち着かせるため、お寿司屋さんに入るところが夢の始まりです。「おばんです。少しだけど、握ってもらえますか?」「今、統制化で握りはできないんだ。丼ものだったらできるよ。」と。目の前にポップがあります。「ノ丼プラスのデラックス丼、テポ丼!」とあります。少しだけのつもりが、ポップに釣られ、テポ丼を注文。出てきた丼はテポドン型の容器に入ったイカ丼。弾頭部分に具が仕込んであって上から食べます。イカだけ!と思って食べたのですが、さすが親父さん、美味です。しばらく夢中で食べていたのですが、細長い容器に入っているため、具はすぐに無くなり、おまけに箸では届かず食べ切れません。すると、この空気を呼んでか、すかさず「切り離し」と、どこからともなく声が聞こえた瞬間、、、、、、、、、、。     素早く伸びた親父さんの手がノドンを切り離し、ブースターの台座部分を手に取り、勢い逆さにし、「ドン!」とつけ場に叩きつけ、中身を抜き出したのです。で、出現したのはキュウリをそのまま1本巻いた巨大かっぱ巻き。「うっ、」ここで目を覚ましました。時間は5時17分。
 今日はくしくも七夕。短冊には、「世界平和」若しくは、「お馬鹿な夢見ませんように。」今、冷静に分析をしておりますが、どちらを書き入れても品性の欠いた問題です。朝日が差し込む清々しい朝です。

2006/07/03 イネが、

  ぐんぐん伸びています。 いきおいのある緑色が、剣が天に向かって立つような張りのある姿です。春?セミも鳴き始めて田んぼの周りも結構賑やかです。それにしても「亀の尾」の伸びが凄い。いったいどこまで伸びるやら。心配でもあります。

2006/06/29 暑いのか、

  ここ数日で、蚊が出てきました。シーズン初めなので、なかなか小振りで素早い。ここで蚊の仕留め方。家の女性陣は、両手でパチン。これだと酒が飲めない、最も一般的な殺法。男どもは、飛んでる蚊を片手で捕獲し握り殺す法。これだと酒飲みながらでき、飲みに集中?できます。
 今、田舎でもサッシ網戸が当たり前。ただ我が家は、サッシ等が無い昔ながらの家。夏は全開の、虫さんウエルカム状態。蚊はもとより、ガ、コガネムシ、カナブン、クワガタ類、カブトムシの飛来(食事中は来襲と言ったほうがいいかも。トッピングになっちゃう。)、珍しいものでは、ゴイサギ(結構、大型のサギの仲間)までなぜか居間でテレビを見てた?位です。珍しいで思い出したのが、冒頭の蚊の仕留め方。先輩が、蚊をアタック(バレーボールの)後、落ちた蚊の息の根を止めていました。アタックから落ちた蚊を目で追え、瞬殺できるものなら、かなりイケてると先輩談。我、必殺殺法あり!という御仁の技、是非に伝授ください。

2006/06/21 新もの。

 ジャガイモ・たまねぎ・にんにく・あすぱら・そらまめ達。今、畑の新ものが食卓 にあがります。旬のものは、体に活力を与えます。
 新ものといえば、少し関係の無いことかもしれませんが、鮎釣の解禁が近づいています。一週間ほど前から、川には場所取りテントがお目見え。この時期の増水を気にしない?位置取り(水際に近い)に少し心配はしますが、好きな人は解禁3日前になるとテントに篭り番をするようです。恐るべし鮎釣師。道具も上を見たらキリがありません。カタログでは、各メーカーのハイエンド鮎竿は30万とか50万の高値が付くのが常識?職人さんの和竿であれば、プライスレスとか。もう想像どころかリミッターの枠を超えています。ま、どんな道具を使うにせよ、解禁数週間で、 旬な味を求めて天然鮎も放流鮎もほとんど釣られてしまうとか。鮎にとっては酷なシーズンに突入します。
 海のイワシ釣の人たちも、25日の解禁には鮎に流れることになるでしょうし、この日は子供と目の前の岸壁で旬のイワシ釣りでもしようかな?

2006/06/20 晴れ間

  と気持ちの良い浜風が吹きます。朝、天気が良いので一郎さんに会えるかなと田んぼに出かけました。ちょうど一郎さんは小作業中。軽く一緒に、田んぼを回ってみました。
写真上は亀の尾。品種別に植えられていますが分かるでしょうか?左側が亀の尾で背の高さが違うのが判断できると思いま
す。

 次、写真中段は、農林21号。土が肥えています。いろんな生き物が這い回った痕が土上に残っています。
 写真下は、堤水を引く、迫田に植えた五百万石。この田んぼの景色が好きです。浜風もここまで来れば和らいでホントに気持ちがいい。生態系の縮図が周囲に残るような環境にあります。

2006/06/18 酒らぎ倶楽部。

  ご一行様の蔵見兼酒の会がありました。朝、ぐずつき気味だった天気も賑やかな雰囲気に押され天気もいつの間(飲んでるうち)に回復。ともあれ、3回目の会となった今回は、南相馬市の市民団体登録のお祝いと報告もあって、終始和やかなムードで進みました。「升升」の会のご発展を願っております。
 会の後、酔いを醒まして小一時間、息子と魚釣りに出かけました。出かけるほどの距離でもないのですが、、、数週間前から、イワシが岸寄りして多くの釣り人が岸壁(波止)に入っています。すぐ釣りに行こうと思えば、行けるところにいるだけあって、あまりオランダ系(サビキ)の数釣には興味を持ったことがありませんでしたが、こっちは昔から馴染んだ仕掛けしか使わず、小型のメバル一匹だけ。向こうは付いてる針にイワシが鈴なり状態の豊漁。結局、メバルの尾頭付き一匹が夕飯の息子の皿に載って、父の日の晩餐となりました。

2006/06/17 昨日は、

  朝食後からにわかに雨脚が強くなって、ほとんど豪雨といってもいいぐらいの雨が降りました。倉庫と倉庫を行き来するだけで濡れ濡れ。昼から配達に出たのですが、一部分道路が冠水している箇所があり、途中でヤケになりそうでした。全身ズブ濡れの宅配便のお姉さんの気持ちが分かります。こう、雨が降ると出荷の荷姿に気を遣います。特にダンボールは、集荷車のデッキが濡れていれば底抜けの心配が出てきて、底にプチプチを巻いたりして対応します。まず、こんな日に出荷しないほうが良いのですが、日曜が控えていることもあり、、、集荷のお姉さんには気の毒でした。

2006/06/16 朝、

  雨も降っていたこともあって庭掃き等することも無く、田んぼを見に行きました。船の人と話をしても、今年も昨年同様に海水温が上がるのが遅く、少なからず気温にも影響しています。沖縄では例年の倍の雨量を記録するなど、おおきな異常気象など起こらなければと祈っています。
 夢の香、五百万石、農林21号は相変わらずですが、亀の尾が凄いです。一目見ても違う品種であるのは明らか。さすがに長系品種、今時点で、どの位背が伸びるのか気になります。今回は雨でカメラを持参せずアップできなかったのですが、次回写真を撮るときには、かなり伸長してるのは間違いないです。

2006/06/14 今日は、

  夏季蔵内に瓶貯蔵を移すための敷き木を倉庫から出して洗いました。梅雨に入ってしまったので、乾かすことまで考えるとわずかの晴れ間も逃せません。何とか乾く頃に雨が落ちてきて、ギリギリ間に合いました。後はこの敷き木を消毒・乾燥して酒の移動ができます。
 昨夏、ひょんなことからハマったカブトムシ飼育。現在2代目が3個の飼育ケースに分かれて計23匹が幼虫でいます。5月上旬に、蛹化に備え土の交換をしたのですが、それがうまく作業できなかったのか、ここ1週間ほど幼虫が土上に這い上がっています。2週間前ぐらいから、バキバキともバリバリとも聞こえる蛹化の音がしましたので、何匹かは蛹になってる模様ですが、この土上の幼虫は蛹になれずにのんびり日向ぼっこの感です。でもこのままでは、死んでしまうという話なので、別容器を用意して土上に出てきた幼虫を隔離し蛹化を図ることとしました。が、捕まえようとすると、すぐ自穴に入ってしまいます。カニと同等のすばやさ。侮れません。かくして隔離1号、土を硬く締めてやったので、なかなか潜れんでいます(これでいいのか、汗)。やはり、まだまだ芋虫君です。

2006/06/13 昨日まで、

  九州に居ました。飛行機を使えば自宅から福岡までは、ものの4時間で着いてしまいます。空港が近ければ、まだ短縮できるのですが、便数・利便性・欠航頻度から、20分と違わない福島空港よりも、どうしても100km離れた仙台になってしまいます。とはいえ、飛行機は時間的距離を縮めます。
 初九州・お初の飛行ルートとあって、雪が残る白山?・北アルプス・飯豊の山の羽窓?を楽しんでいた訳ですが(爆睡後)、出発時の福岡は27℃、仙台到着時の気温は15℃と、温度差に到っては10℃以上の開き。加えて、田んぼは、だいぶこちらと様子が異なり、あちこちから野焼きの煙が立ち昇ります。なんでも今時期は、二毛作の麦と水稲の間で、地力を上げ、田んぼに水の入れる準備の段階とかとっとです(失礼!)。酒屋万流と昔から言いますが、土地も変われば農家は億流といったところでしょうか。最終の飛行機で帰宅後、途中寄り道したにもかかわらず、風呂に入って、土産の明太子、カラスミで一杯やりながら対豪州戦をテレビ観戦できるとは、、、私は日本の広さをまだまだ知りません。

2006/06/05 再会、

  何年振りでしょうか、再会、いや、再飲しました。スコッチ。家の書棚の前に置いといたのですが、いつの間にか姿を消しているのに気が付いたのが一ヶ月前。発作的に急に飲みたくなったのです。でも、その時は見つからず、その後も気が付けば探すも全くもって見つけることが出来ません。そんなこんなで、探している私を見かねた?いや、バツが悪くなった嫁さんがついに白状。「流しにコポコポって捨てた。」、、、んっあ〜っ〜!結婚式前夜に友人と開けたスコッチ。残った酒は記念にと、取っていた酒でした。あくまでも自分では 、埃やゴミが集っていても記念酒です。それが、嫁さんが犯人であれば余計、諦めがつきません(涙)。
 そもそも、このスコッチは前の会社の英国人先輩宅にて覚えた酒でした。多少の癖と、ゆったりと優雅で力強い重厚なふくらみと余韻を持つ酒です。あまり横文字は覚えんのですが、さすがに気に入って名称も先輩の「母国語でもある言葉だったら間違いないだろう」と、「先輩が発する名称」 をそのまま覚え、即、阪急・梅田で取り寄せ購入(ほぼ10年前)し、そして結婚式前夜に至るのです。そして時はさらに流れ。「こんな銘柄で」「こんな絵で」「こんな瓶で」と、洋酒にも詳しい地元の酒店さんに取り寄せ するため説明するのですが伝わらず、そこで記憶の片隅にあった「綴」と「小さな蒸留所」でようやく、銘柄が判明。あまりに蒸留所が小さかったためか、ボトラーに買収されパッケージが変わってしまったことが、愛しの銘柄に行き着くのに時間を要する原因となってしまいました。
 いま、手元にあります。「○○○ドール」(先輩はこう発音していた。阪急の店員さんにも通じたが、現在のカタログでは「○○○ダワー」とルビ記載)。以前飲んだものより、若いような気がします。香も多少一般向けに、、、アルコールは40%?と表示。43%だった気がしたけど、、エッセンスは感じるも少し不信感を覚え、日本に入っているハイエンドクラスが、以前の資本のものと知り、いつ入ってくるか分からないと言われながらも追加注文しました。 思い出の酒でもありますし、どうしても、自分の記憶と、酒を確かめなければ気が済みません。皆さんも思い出のお酒などありましたら、お聞かせください。

2006/06/02 昨日に続いて、

  乾燥した良いお天気。フネの押し板を洗いなおして乾燥させるのにはとても良い日。只今干しています。柿渋の色が定着して渋い輝きを放っております。イネも一回り大きくなり、この陽気に蚊も出てきました。家では、ようやくストーブを片付けましたが、コタツは衣を替えるだけでコタツとしての役割を果たし続けます(コタツが無いのは8月だけ)。。

2006/06/01 修理の日。

  不覚の事態から、復旧したパソコン。いつも梅雨時に壊れるのに、入梅前にこの調子。もう余命宣告されたも同じでメンテナンスとファイル待避をしなければ、、、。おそらくは日本一過酷な使用条件です。
 今日は乾燥した爽やかな風が心地よいお天気でした。瓶詰用の低圧ポンプのパッキンにガタが出ていたので分解・清掃・パーツ交換を行いました。摺動部にはグリスとか付き物ですが、食品(液体)を輸送するポンプだけあって、接液部にはグリス類が付かないように作業をします。途中、小型のスナップリング用のペンチが無くて、バイク用のを使ったら思わずスナップリングを曲げてしまいました。組上げはそれが届いてからとなります。

2006/05/28 いわきにて、

  きき酒会がありました。いわき酒小売組合の青年会が実行委員会となって今回が四回目となります。来場者は400人を越え大盛況。会場内にはいわきらしい、海の酒友もあって、酒と合う地場産品をアピールしながらの楽しい会となりました。中には隣県から2時間かけ来場した方もいました。あっという間の充実感のある良い会でした。

2006/05/26 新色で、

  タンクを塗っています。小タンクなのですが、酒母用に用いるのには大きく、いつも洗い物とか水取りに使うタンクです。酒母用とは大きさも用途も異なるため、別の色=新色で塗ってみることにしました。色はライトグリーン。正直、こんなに派手な色だとは思いませんでした。凄い色です。乾燥中で、まだ蔵には入れてませんが、蔵ん中がかなり明るくなりそう。蔵に似つかわしくない色です。蛍光っぽいし、見本色とまったく違う。風が吹いてきました。ゴミでもついて少しススけないかな?

2006/05/24 田んぼで、

  今季、農林21号と亀の尾の栽培を委託している冨永さんを見つけました。今日は天気がよく、小作業 中。その後、植えた苗がどうなっているか気になって見に行きました。冨永さんの苗は昔から変わらず、ポット植えの成苗。この時期、他の田んぼの見比べても違いが分かります。今年みたいに田植え後の天気が不順だとその差も歴然としてしまいます。写真は、上が「農林21号」の田んぼで、下が「亀の尾」の田んぼです。亀の尾の場合、今年は種子拡大なので、冨永さんの小さい三角形の試験田をお借りしています。娘さんの話ではメダカも泳ぐ田んぼとか。楽しみにしたいと思います。メダカと言えば、今日、請戸小学校の「たんぼの学校」〜田植えが行われました。作業の合間に田んぼの生き物の観察や、メダカの放流も行われたそうです。
 子供の頃当たり前に見ていた生き物が、姿を消しつつあり、子供も触れ合う機会が減っているのが、どこの田舎でも、現実 だと思います。請戸も大分変わりましたが、それでも田んぼでは、出穂の頃にヤゴが一斉に羽化する場面や、あぜ道を歩けばドジョウが隠れる音がコダマのように聞こえる場面に出くわすこともあります。生き物も景色のうち。大切にしたいものです。もちろん、外で子供の遊ぶ姿とかも。そういえば小学生時、稲刈り跡の籾殻の火で、落穂や、なまず、ザリガニ、タニシ、イナゴを悪ガキ連で蒸し焼きにして喰っていました。なまず、意外と旨かったです。

2006/05/23 湯本高校。

  のサッカー部、羨ましい。ジーコ代表との練習試合。結果は0-12ということでしたが、スコアなんかより、彼らにとっては最高の経験になったことでしょう。 取り組み方・考え方とか、かなりの伸びしろが上積みされたに違いありません。総体、選手権、プリンスリーグの活躍を願います。
 今日は、「福島の酒」の瓶詰。そして何よりも楽しみにしていたのが、本醸造新ラベルの到着。落ち着きのあるよいデザインと思っております。そして、嫁さんがラベルを貼る。貼っている。?、何か、変。。あと、2cmは下だよ。なんか落ち着きないな、一升瓶の安定感がないぞ。貼る人間のセンスも案外重大です。

2006/05/22 大物。

  風がありますね。天気は晴れ。明日瓶詰分の瓶も弟が午前中に洗う予定。一方、土曜の運動会の振り替え休日を貰った、朝からテレビ漬けの息子を乗せ、原町まで配達。帰る請戸川、鵜が何やら魚を咥えているのを見かけ、しばし観察することに。みれば、獲物は20cmほどの川カレイ。カレイと言えば極端に体が扁平している 魚。さすがに、その魚体を丸飲みできず(鵜呑みにできず)に、数秒潜っては何とか呑み込もう!または、せっかく捕った獲物を横取りされるのを嫌って潜るのか、何回も潜っては「んがっ」とやっています。子供にとっては、潜るたびに魚を捕っているように見えたらしく初めは喜んでいましたが、よほど鵜が辛そう(溺れそうだった)に見えたのか暫くして真実を理解しました。自然から得る教訓は偉大です。

2006/05/19 予報通り、

  雨が降ってきました。週明けに詰める予定の「福島の酒」の素ろ過を午前中に済ませて、今、使用した綿を洗っています。湿り気のある日が続いたので、瓶洗い機のペンキの乾きも悪く、瓶洗い自体出来ない状態。土曜の子供の運動会が雨で日曜に順延を見越し、明日にでも瓶洗い(雨だとよく落ちる)をしようと思っていたのに、瓶洗い機に霧雨が吹き込んでいる状態で見通しがつきません。泣きっ!
 配達特装のミニバン『コトブキ号』。納車早々、川にツッペラせた曰わく付でハシリの車。ブレーキがやたら渋くガタつくので急遽、同級の車屋にドッグイン。修理しようにもキャリパーが固着して中々取れない。やはり請戸の車。先日、ターボのエンブレムが飛び去って、ターボでもないのに何でタイマー付けてんだ?と言われ、「羊の皮を被った柴犬。」と答えた。そんなところでしょう。

2006/05/18 週末は雨模様。

  今日は、瓶洗い機のメンテナンス。ついでに二石タンクの再塗装をするためのサビ・塗装落としの予定。メンテナンスフリーではいけません。道具はすぐ使える状態+よいパフォーマンスが発揮できるようにしとかないといけません。
 昨日、今週末に予定されている地区の運動会(幼稚園から小学校、地区の運動会が合同)に向け、幼稚園に通いだした息子の予行練習がされました。と、いうより、先生達の予行演習といった感じなのかも。聞けば、号砲の前に走り出す子供、逆走する子供、上の学級のお兄ちゃんお姉ちゃんと混走してしまう子供、当日しでかしそうな子供のチェック?なのかもしれません。うちの子供はといえば、スタートの格好が自分なりに気に入らないと走り出さず、チェック組?。いろいろあったほうが面白いのですが、週末は雨とか。子供はそんなこと気にせず、暇あったら格好のよいスタートの練習をしています。

2006/05/17 好きなサッカー選手。
※小さい字は読まなくていいです。コマイことですから。

@ジーコ これは愛称です。本名はとても長い。書ききれない。その都度読み方が変わっているような、、、。神様。抗うことができない存在、伝説の黄金のカルテットの核。今は日本の監督だけど、やっぱり存在自体が違う。中学までサッカー部なくて、高校行ったらサッカーやろうと思わせた神様。
Aドラガン・ストイコビッチ 伊カップから目立っていました。ただ国家内戦、分離と一番充実したであろう年代にナショナルチームは活動できませんでした。ユーロカップ・スウェーデン大会では優勝候補筆頭でしたが、 結局、チームは出場権を剥奪、この大会が代表チーム・彼にとっての不遇の時代の幕開けでした。チャンピオンズカップ決勝レッドスター対ミラン、再試合にもなったこのシリーズは物凄いゲームです。 ご存知、名古屋にも所属していました。
B奥寺康彦 子供心に凄い人がいるんだなと。好きな顔。開拓者でもあり、プレイスタイルの開拓者。好きです。学生時代、国立でユースカップの日本代表戦を観戦中、真後ろの席に奥寺さんがっ!その日買ったばかりのバックにサインを入れて貰いました。ほとんど消えかけていますがまだ現役で使っています。隣の金田さんには挨拶だけ。金田さんごめんなさい。
Cヨハン・クライフ 愛称、空飛ぶダッチマン。「トータルフットボール」の具現者。近代サッカーの幕を開けた人。躍動的なドリブルにばねの利いた強いキック。昔の映像でも、トンでもない人に見える。高い戦術眼と強いキャプテンシーを持ち、同時代覇権を争った皇帝ベッケンバウアーとは、クラブチーム、ナショナルチームともに事あるごと激突。キャプテン翼の心臓病を患う貴公子、三杉淳はクライフがモデルと個人的には思っている。
Dクリス・ワドル ドーバーを渡ったイギリス人、マルセイユの黄金時代は彼。騒ぎに巻き込まれたかはよく分からない。またぎの名手。ドリブラー。 早く長いパスも出せる。時間稼いでダイナミックな展開が出来る人。 手足の長い南米チックな動き。懐が深いと言うか、間合いが遠いと言うか、独特のドリブル。プレイスタイルの割りに40近くまで現役を送りファンに愛された人。  
Eトニーニョ・セレーゾ 黄金のカルテットの一人。長い現役生活で実際生のプレイを見た人も多いのでは。渋い仕事人。高いレベルの中で太く長い現役生活を全うしたという意味では、ジーコ以上だったかも。基礎技術大事です。マリオ商会代表社員。
Fフランク・ライカールト オランダトリオの一人(個人的にはオランダカルテット)、フリット、ファンバステンを支えた一人。88ユーロカップで優勝。伊カップでは優勝候補でありながら敗退。92ユーロカップでは超攻撃的サッカーが一瞬の輝きを放つも代表チームは低迷期を迎える。クラブチームでは数々の栄冠を。 数多く国立を湧かせた一人。上のトニーニョ同様、高いレベルを維持し続けた中盤のダイナモ的仕事人。
Gゲオルゲ・ハジ ハジターンとも言われた止まっている状態からの強力な反転。分かっているのに引っかかってしまうスゴ技。クライフターンを真似する人は居るが、ハジターンを完璧にこなす人を見た時はない。ハジターン後のドリブル(右サイドで披露、中に切れ込む)、もしくはタイミングを計った(ターンで)早く鋭いパスで得点に絡 んだ。
Hエリック・カントナ ドーバーを渡ったフランス人。モミアゲはアンテナ。繋がった眉毛は威嚇用。襟はいつも立てている。独特の風貌。王様とも呼ばれ、観客の野次に「そこになおれ!」と激怒。ピッチからその観客めがけて飛び蹴り。有名なカンフーキック事件。でも、彼の前を向いた時のプレイは、破壊力があります。王様ですから。強力なチームメイトが護送船団の如く攻めあがります。代表キャップ数は少ないけど記憶に残る選手。サッカー好きにカントナに似てる?といわれたら結構嬉しいかも。
Iパウロ・フットレ 左足しか使えないドリブラー。ゴール右側角度のないところでも左足アウトを使う超スペシャリスト。でも決める。ユベントスでトヨタカップ ・来日ゴールしたラウドルップ兄より角度がないところだった。所属していたポルトでトヨタカップ出場を決めるもすぐ移籍。そうでなかったら、「マっジェール!」の実況は聞 くことはなかったかも。雪の中の彼のドリブルを見たかった。

あらためて見てみると、前目の選手ばかり。 あとは、蛾次郎さん似のバルデラマかな。サッカーボールをスッポリ隠せるような強烈なアフロを気にしてか、頑な?にヘディングをしません。コパ・アメリカだったか彼のヘディング一度だけ見てます。

2006/05/16 鉄釜A。

  午前中は瓶詰。昼から鉄釜の内側の仕上げ塗装をしました。この塗料、今まで経験している塗料の中で、溶剤の強さナンバー1。子供に嗅がせたらイチコロでキまってしまいます。ですから、子供の居ない時を見はからって作業をするのですが、今日は本人がヤられてしまいました。たまたま、追加注文した塗料の溶けが悪く(固形状だったのよ!)、湯煎して暖めたのがいけなかったのか、シンナー酔いをしてしまいました。狭い釜の中に入っての作業、気付いたら、意識が少し遠くフラフラしていました。ヤバヤバ。仕上げには多少不満が残りますが、もう一度入って塗装する体力がありません。とりあえず塗装は終わりということで、今度は釜を上げ、つば下(炉に入る部分)の煤を掃って油を塗って釜のメンテは終了と相成ります。にしても、この塗料、いつも大変な思いしてます。歯はスースーするし、お茶・お茶菓子はシンナー味。

2006/05/15 タケノコの体。

  今年はタケノコが豊作なのでしょう。仕事をしていると方々から頂きます。かれこれGW前から、朝昼は2品、夕食は3品必ずタケノコが出てきます、今日はお初の破竹のタケノコでした。まだまだタケノコが続きます。醸友会の時ひいた風邪のせいもあって、今朝悪夢で目が覚めました。体中からタケノコが生える夢です。採っても採っても別なところから生える。おすそ分けでタケノコ持ち歩く人の気持ちが分かります。掘っても掘っても(今年は盗らせても盗らせても出てくるらしい)出てくるらしいですから、そのままだと竹林荒れてしまうし、夢より大変です。

2006/05/12 醸友会。

  昨日は、いわき湯本温泉郷で醸友会の総会があって、泊りがけで行ってまいりました。議事進行は無事終了し、一番話題に上ったのが、酒税法改正の話題の影で法制度化された残留農薬のポジティブリストです。詳細は分かりませんが、安全を金で買うような制度、検査機関が儲かるような制度ではあってはならんと思います。消費者の安全と保護を担保するもの。今のところの認識です。

2006/05/04 連休A。

  朝から渋塗り、釜の塗装をして、あとは友人待ち。東京で日本酒居酒屋を開店して以来、半年振りの里帰りを兼ねての蔵見です。浪江のうなぎを食べて、これまた同級がいる大堀相馬焼きの「陶器市」に出かけました。その後は浪江の夜の部へ突入。計画的に終電に間に合わず、嫁が実家に帰って羽を伸ばしている私の餌食になってしまいました。あとは浪江の夜A部・B部を共に満喫。チロリでの湯銭燗をヤリながら浪江名物「太っちょ焼きそば」を食すのは次回のミッションとなりました。 

2006/04/29 連休。

  GWですね。昨日辺りから車も多くなったような気がします。今日は4時起きで、地元の渓流に釣りに出かけました。まだまだ体は冬のリズムを刻んでおります。 今のところ、目覚まし無しでも好きな時間に起きれます。しかし早朝と言えども、そこはGW。すでにめぼしいポイントには、釣り人又は、先行者の後。人の居るところの釣りが好きでないのもあって、以前から気になっていた沢の開拓にと入渓しました。実は、国土地理院の地図にも載っていないような源流部を探るのが好き。 でもそこは、両脇絶壁、底無しの落ち葉溜りを越えたり、 滝を越えたり、一人で入渓するには結構覚悟が要るところでもあります。でもでも、準備段階から始まって、釣り場の選択、そして入渓すれば、そよぐ風、苔の香、木の香り、周りの木々、幾多の小動物の気配、源流であればそこにしかいない魚、そして狙い通り狙いの魚が釣れた時、 その感触、また釣れても釣れなくてもその原因を探ることなどなど、複合的に楽しめるのが渓流釣りなのかもしれません。私の場合、源流部を探るのが好きなので、下流から沢を遡っていけば、 自然とその楽しみ・期待は標高に比例するが如く膨らみます。もし、そこにゴミの一つが落ちてでもしたらすぐに萎んでしまいますが、、、。
 今朝はよい釣りになりました。8尺前後の番兵イワナが2本と小渓には珍しい尺に寸足らずの抱卵したヤマメが1本。特に後者は、グラマラスでとても綺麗な魚体でした。 

2006/04/26 鉄釜@。

  今日は鉄釜のつば上の外側を磨きました。海が近い土地柄か、塗装が下手だったのか、塗装が剥げ落ちて少々錆が出ています。この錆を落とさなければなりませんが、どこまでやっていいものか悩みます。すでに製造するところもなく入手不可能な鉄釜。替えがありません。錆が出るたびに削っては、釜の肉や骨を削っていることと同じで、いずれは穴が開くか、前のアルミ釜と同じ運命を辿ってしまいます。かといって錆を落とさなければ、これも同じ運命。悩んだ末、酒蔵の友人に電話しての結論は錆が出る前のメンテナンスと相成りました。ということは、一年に二回?ということなのでしょう。くどいようですが、そこは海が近いという土地柄。大釜と対比するか如く、隣の小釜(鉄釜)は何十年前に現役を退いた後はメンテナンスフリー。今は、小ロットの瓶火入れと味噌の豆炊きに成り下がり、サンダーを入れれば、すぐ穴が飽きそうな状態です。こんな状態には絶対したくないと、根気の要る作業ですが根を上げないで、永年きれいに使いたいと思います。

2006/04/23 渋。

  今日は木の道具に、柿渋を塗っておりました。とてもよいお天気で、塗ってるそばから色が濃くなっていく(日焼け)のが、分かります。重ね塗りするほど、 時間が経過するほどに渋く重々しい落ち着いた色(深みのある赤カブトムシ色)になっていきます。この柿渋、青柿を潰して発酵させたものだけになかなかの臭さ。塗ってる時にでるカラメル調の香ばしい香が病みつきになりそうです。でも、乾くまではやっぱり臭い。今、蔵内では搾り機を塗っているのですが、なんともいえない香が充満しております。

2006/04/22 霜。

  今朝はガッチリと霜が降りました。早朝5時前小鳥の声に目覚め、やることがないので、朝食までに渓流釣りにでもと、出かけました。車で30分内の釣り場ですが、何せ標高0mから山に駆け上がっていくのですから、車の温度計もぐんぐん下がっていきます。ついには国道114号線不動滝過ぎの路面温度計は0度を表示。釣り場の水溜りは凍っていました。ガイドは凍らずに一応釣りにはなるものの、昼ならまだしも 、水温6度そこそこでは追う魚影は少なく、程なくして竿を納めて、山菜を物色?やっぱり今年は寒いんですね。こちらも遅れているようです。でも、遅れているなりに、それまで知らなかったとんでもないスズメバチの巣の存在を知りました。山は冬歩いた方が分かるとは、よく言ったもんです。。

2006/04/21 通販。

  ちょうど今季の造りに入る前の10月。休憩中にテレビショッピングが。内容は小型充電式の掃除機。こいつの一番の売りはヘッドが小さく、ヘッドが360°周り、障害物多いところも何のその。見た目は、クイックル何とかという、紙式モップ。おまけに、ゴミはワンタッチで捨てられるという利便性。う〜む。こいつは麹室にいいな。こちらテレビショっピングに電話するのは初めての経験も、すぐ電話。すれば、人気の商品とかで、一ヶ月以上の待ちとか(すぐ納品できない商品をCM打つなよ!)。少し躊躇するも、連絡待つのも面倒と予備バッテリー含めて1万某で購入決定。そして12月、農大の実習生がいる頃、商品は届きました。実質3,000円ほどのチープな見た目とは反して、かなり便利。テレビショッピング風に言えば、「足がジャングルの様に乱立する麹室もスイスイ。ハンドルも180°倒れて狭い床(とこ)下 の隙間も楽々。お掃除も楽しくなるわ。ジョン!」「そう、その名もスウィブルスウィーパーと言うんだよ。」と氏。蔵では麹屋さんがジョン役、結構重宝して使っていました。そして時は半年が経ち、今日ファクスが届きました。「今話題の大人気商品[大好評発売中!!]コードレスコンパクトクリーナー、Swivel Sweeper 一台3,990円!」。値段を見てびっくり、二台以上で注文を。送料はサービスうっ???、商売できちゃうよ、それよりもテレビショッピングいくら儲けてんだ?使えんおまけ付けやがって、要らないからその分安くしろしろしろ。充電器分で余裕で二台買えてしまうやないけ!でも、、商品はいい物です。興味をお持ちで2台以上必要な方、ここへアクセス。テレビショッピングよりお得です。とりあえず、初めてのテレビショッピング、幸せは半年感。少し懲りました。

2006/04/20 スイッチ・ポストプレイ。

  豪雨でした。ちょうど用足しに、近くのお店に車で出かけたところの槍のような雨。たまたま、車にはオイルドハット。これを被って意を決して飛び出すも、車から店内までのわずか10歩足らずでズブ濡れ。でも、店のおばさん、ナイスアシストでしたよ。車からしばらく店内を伺っていたら、おばさんが入り口で待機。タイミング良く扉を開けてくれました。でもさすがに帰りの車のドアを開けてとは言えなかった。

2006/04/18 今日はいよいよ、

  蔵閉めに向け、干し物と細かい洗い物です。昨日仕事を仕舞う前に、仕込蔵・貯蔵蔵の殺菌を済ませたので、今日 の午後からは、干しあがった機材・道具類の搬入を行って、蔵内を充分乾燥させた後、蔵閉めとなります。麹屋さんの帰郷もいよいよ近づいてきました。今日の風は海よりの南風。干し物も海の匂いがします。庭の山桜も葉が出てきました。この陽気に最近、蔵の周りをウロチョロしている狸が気になります。

2006/04/17 干し物日和。

  今日は 早朝より目の覚めるような青空。風も当地ではよく乾く西目の風。これまで天候に恵まれず、たまりたまった洗い物を屋上に展開。天日で乾かします。木の道具は特に念入りに、大釜で沸かしたお湯をくぐらせ乾かすの のですが、これを3〜4回繰り返すことで、木に含まれた酒気を抜きます。そして、梅雨明けとなる土用の頃、同じことを繰り返します。それにしても、今日はよい天気。風にやさしく揺らされる酒袋が酒蔵に季節の変わり目を伝えます。今年は酒袋の干し方、変えてみました。

2006/04/13 新酒の会。

  今日は福島市のビューホテルにて、県の酒造協同組合主催の新酒の会が催されました。毎年、県の鑑評会での三部門(吟醸・純米・夢の香)のトップ賞である県知事賞の表彰も併せて行われる会で、今回は270名ほどの人が集まっての盛況な会でした。参加する度思うのですが、お客さんとして参加したい会です。

2006/04/12 合掌。

  今日はやっとこさ、最後の仕込の普通酒・火入れを行いました。朝から、風の霧雨・海は大時化の荒れ日で、いつもは洗いと平行に行うこの作業も干す場所が無く、火入れに専念。午後の休憩には無事作業も終わり、蔵の仕事は、洗い物と瓶貯の酒の移動のみとなりました。農家さんではそろそろ育苗が始まります。早く片付けたいものですが、もう少し掛かりそうです。

 
 昨夜、前の会社の前杜氏の石原鉄男さんが亡くなったとの報を受けました。前の会社には縁あって入社したのですが、石原さんの存在自体も入社動機の一つでした。今でも、石原さんの実直で深みある力強い酒(言葉では簡単になってしまいますが、)を記憶に留め、酒質の一つの目標としています。「米の味を出せない杜氏は一人前とは言えん。」この後、言葉は続くのですが、小手先ではない、定石の上の「石原吟醸」を確立した人の自信に満ちた言葉でもあります。学生の時、微生物の関係で 私が届けるところを、石原さんが慣れない足で東京まで迎えに来て頂いたり、免許の更新の時も福島の公安に親戚がおるから、、、とか、ヘルニアで苦しんだ冬もいろいろと気遣ってくれたり 、農大出身なのに最後まで東大出身と勘違いされていたり?、とにもかくにも面倒見のよい石原さんが思い出となっています。ちょうど入社した年に現杜氏の高橋杜氏に変わって、石原さんと仕事できたのはわずか1ヶ月ほどでしたが、石原チームの言葉にはならない思いのぶつかり合いと気概が、緊張感のある空間(職人の)を産んで、そして、また酒造りへと正面から向き合う。右も左も分からない新卒には十分すぎる程の厳しさと覚悟というものを与えてもくれました。
 最初の一ヶ月。そして数年後、顧問として蔵に詰められ、布団を隣にした冬は、特に思い出一杯です。
 酒の素晴らしさ。酒造りの奥深さ。今回の報を聞き、高橋杜氏も違いありませんが、改めて石原さんが原点であることに、在りし日の石原さんの姿を思い起こしています。心から、ご冥福をお祈りいたします。

写真は、5BY(平成5年度醸造)雄町米山廃仕込純米大吟醸。石原杜氏(梅の宿)と言ったら雄町の9号。今夜は独酌です。

2006/04/02 動力が、

  と、いうことで、洗い物をするための井戸水のポンプも動かず何もすることが無いので、本日2度目の奮闘記です。只今、鈴木酒造店のライフラインは切断状態。うっかりトイレ(大)にも入れません。そんなもって、工事のほうですが、かなり大掛かりになってきました。高所作業車二台がやってきて、トランス2基の交換となりました。そしてカーゴ(ブーム)の動力源なのですが、電線から直接、クリップのようなものから(写真の上中央左より)電気を引っ張る電力だったのです。でも、電線から線を繋ぐまでと外した後は?バッテリー搭載車?おまけに、モーターとエアシリンダでブームが動き、最インナーのブームは軽量化のためかFRP製っぽい。作業は2時間掛からずに仕事人たちは帰っていきました。弟の双校野球部の先輩がいたようです。それにしても、専門職というのは(専門道具)、たいしたものです。

2006/04/02 動力が、

  朝、起きて、瓶詰待ちの酒を冷やす冷水機の様子を見に行くと、機械がダウン。動作はするものの、2・30秒するとサーマルが働いて停止。時間を掛けたが原因不明。8時になってさまざまな機械がダウンしていることで事の重大さ?に気付く。瓶洗い機、バーナー、冷蔵庫もろもろ、動作していない。よもや、大元の電気がということで、電機屋さんに来てもらったところ、3本あるうち、動力の白線が定格を満たさ
ず、「電力さんの仕事だねえ!」とのこと。今、日曜日にかかわらず、電力さんが電柱に登っています。原因は数日前に頭上を通過した春雷とのこと。復旧は一日掛かるということで、できる作業もなく、気の抜けた一日になりそうです。帳面付けでもやるかな。渓流は昨日から解禁です。あと3回の瓶詰、日延べです。まったく、お天気には勝てません。

2006/03/31 ご苦労様でした。

  冬季バイトの鈴木君、今日が最後の蔵仕事でした。4月からは、役場勤務ということで、直前までお手伝い頂きました。彼に関しては黙々と確実に仕事をこなし、前の日の再現性を上積みしていく地味な蔵仕事に対してもその意義を感じてこなしていました。短期でしたが貴重な人材でした。町の将来は明るい。ありがとう!


写真は12月。農大実習生と共に。

2006/03/30 凄い、

  風でした。製品倉庫屋上の干し場の洗い物が、飛ばされる飛ばされる。屋根まで剥がされかねない風でやんした。もう作ることが出来ないと言われた麻布まで、、、数枚が行方知れずです。海まで飛んで行ったのでしょう。生産地のフィリピンまで飛びかねない風でした。冷温器、暖気樽まで転がり、P箱は積み直す度に倒され、多少、やる気の萎える一日でした。お天気には勝てません。

2006/03/25 バーテンダー協会。

  本日は、地元バーテンダー協会のチャリティーパーティーに参加させていただきました。酒単一では参加していたときがあったらしいのですが、せっかくの地元でということで、お声が掛かっての初めての参加となりました。300〜500人規模とあって、会場は賑やかで、華やいだ雰囲気。パーティー自体、ショーの要素を含んでいて、渋い生バン演奏、バーテンさんによる格好いいデモンストレーション、凄いダンスと、飽きさせない演出ありと、協会さんの心意気と熱さを感じるパーティーでした。酒に対しては、お客さんの素直な反応、感想、意見を頂いたハートフルなよい会でした。皆さんありがとうございました。

2006/03/23 最後の搾り。

  早朝一番から、最後のモロミとなった山田錦の純大の袋吊作業を行いました。夕方にはフネに入って、明日の夕方か、明後日の朝には搾りきり、検定後、皆造となります。吟醸系は全量、ポンプを使わないひしゃく汲み。慣れたころにはシーズンもお終い。1時間余りで作業自体は終わってしまいました。

2006/03/22 今朝、

  新酒の瓶詰が進む中、新瓶・洗い瓶の注文もあって、在庫の瓶を数えに瓶置き場に行きました。少し冷えたぐらいの朝でしたが、氷がうっすらと張っていて、これがおそらく、この冬最後(数年前は四月にも氷が張った)の氷でしょう。冬の名残(造りの期間)を一寸かみしめました。

2006/03/21 火入れ

  今日は、吟醸系の雫酒の瓶火入れを行いました。半日で終わる1000本強の本数ですが、彼岸の中日でもあったのでお墓参りをした後、火入れ作業を行いました。WBCの決勝も見たいのもあって、作業の合間を縫って伝えるお母んの速報にそわそわしながらの作業となりました。祝!王ジャパン!

2006/03/19 秋田・岩手

  から、電子のお仲間が遠路来蔵。毎年、続いてる催し?で、かれこれ10年近くなるでしょうか、丁度、酒蔵を題材としたNHKの朝ドラ「甘辛しゃん」から。丁度この日は、四段米の最後の蒸しがあったので、蒸し取りとひねり餅の実演をしました。いらした人数分ひねったのですが、急な配達が入り、うっかりお出しするのを忘れました。申し訳ありません。お土産、いつも美味しく頂いています。帰りのご挨拶かないませんでした。

2006/03/17 ?!  

  県の鑑評会の審査から帰ってきました。帰り足、浪江出身ご夫妻が営む、古民家茶屋「ひなた」さん(川俣町水境114号線沿い)に寄りました。とても落ち着いた雰囲気で良い時間を過ごさせていただきました。その後、昼過ぎに蔵に戻り、HPを見ると、カウンターがゼロに。誰だ〜!2回目の事態なのでどうでも良いことなのですが、、、10切り番ゲットしました。

2006/03/11 イナホスタンバイ

 午前中、レギュラー酒の瓶詰をしながら、次の瓶詰となる特別純米の用意をしました。先日注文したノズルが到着するのが、13日なので手作りのパストクーラーがバージョンアップする14日が瓶詰の予定です。

2006/03/10 吟醸搾りA

 今日は山田錦米35%磨き純米大吟醸の袋吊りを行いました。昨季までこのモロミは大吟醸でしたが、今季は純米にしました。素直な香の通るキレイな酒でいい感じです。無農薬試験醸造の分も本日、びん太にて瓶詰しました。数日置いた後、瓶火入れに回ります。これからは、瓶詰が忙しくなってきます。

2006/03/09 吟醸搾り

 今日は華吹雪米50%磨き純米吟醸の袋吊りを行いました。13時半から会津で持ち寄り会もあったので少し気忙しい搾りでした。明日は、いよいよ山田錦35%の純大の搾りです。それにしても、久しぶりに外に出たのですが、春ですね。会津もあったかったです。

2006/03/06 精米所

    精米所の後片付けもようやく済んで、使い終わった道具をキレイに格納しました。そろそろ、新酒の瓶詰め等の計画を練らなくてはなりません。昨季から、手作りのパストクーラーを取り入れ、今季はよりパワーアップバージョンです。目標は、火入れ温度を30分冷却で30度まで下げること。ノズルメーカーに一年振りに注文を入れたのですが、覚えていてくれました。とりあえず道具は揃ったのですが、なかなか手をかけられずにいます。
 そんなこんなで、今日、家の人間は、親戚の手を借りて味噌の仕込と三五八(さごはち)の仕込を行いました。どちらも、麹の米は契約米のくず米を利用して使用しております。写真は、三五八の仕込み。半切にてよく混ぜられた三五八が、四斗樽に次々仕込まれていきます。滋味溢れるな木樽熟成。味噌も有機大豆に塩、大木桶仕込と結構なこだわりをみせます。  

2006/03/05 初鳴き

    昨日今日と朝方冷えています。もろみ末期に差し掛かっている吟醸もろみには良い冷え込みとなっています。しかし暦は3月、昼間は暖かくなったし日は大分長くなったと思っていたら、今朝方朝日が差す頃、鶯の初鳴きを聞きました。大抵、シーズン初めの鶯の鳴き方は下手なのに、今年はしっかりと上手に囀り歌っていました。今日は日が良いのか、二人が結婚式のためお休みです。  

2006/03/04 雄町米

    の山廃純米大吟の搾りをしました。このもろみタンクは、仕込蔵の奥角に配しているので、手汲み袋吊をやる中では一番大変なもろみです。2時間丁度の予定が、3時間近くかかる大作業となってしまいました。おかげで終わりには、握力がなくなり、腰が痛くなり晩酌もストップ。酒は、9号の特徴が良く出ていて、酸の力があるなかなかの酒で先が楽しみです。 でも、全モロミ汲むのはやっぱり大変。  

2006/03/03 味噌

    仕込みも終わり、ちょうど搾りの手も空いて今日は、自家製味噌の麹米の引き込みを行いました。三五八(さごはち)用の麹も含まれるので、仕込時の引き込み量を軽く超えるKONISHIKI級。今夜の切り返しは、やりがいがあります。  

2006/03/02 小休止

   今日、改めて予定表を見てみると、県の鑑評会の出品〆切が13日となっていて、間に合うのかが微妙になってきました。前には持ち寄り会もあるし、滓引きの期間を入れて、少し厳しいといったところです。そもそも今季の製造計画は、製成(しぼり)後の作業を計画的に進めたかったので、仕込クール間に余裕を持たせために、仕込みも少しづつ後ろにずれ込み、あわせて搾りも遅れている訳です。まず、しょうがないけことですけどね。でも、さすがに吟醸モロミ3本が搾りのタイミングになっていて、今日は朝から落ち着かず、味見→分析→味見→分析→味見を繰り返しておりましたが、結局、今日の搾りはお預けということにしました。  

2006/03/01 山渓

  昨日が、稲の話だったので、、、
 昨年の夏、田んぼの水路のタモすくいにハマったのがきっかけで、生き物図鑑を数冊買いました。その中で3歳になる息子ともども気に入ってるのが山渓の「田んぼの生き物図鑑」。請戸の田んぼは、まだ素掘りの水路が多く残っている関係で、結構いろんなのがいます。初めは、いい年の大人が一人でタモすくいをやるのに照れもあって、息子を連れ立って行ったのですが、子供って反応が凄いですね。触ることもできないと思っていた息子が、「びいぇ〜!」とうるさい声(驚喜)を上げたと思えば、もう、いじり回している始末。次回からは、「ざんがに(ざりがに)さん行こう!」とか「どじょ(どじょう)さん行こう!」とか、”とりあえず何々さん行こう”で連日捲くし立てられる状態までになってしまいました。そして冬が来て、息子の熱も冬眠期に入ったと思ったら、昨夜、上出の本を久しぶりに出してきて、「ゲロ(蛙)はいつ出てくるの?そろそろ?どのゲロから出てくるの?どじょさんのおなら見たいね。」とか、雪が溶けるように(変な質問と好奇心が大部分)徐々にスイッチが入って図鑑に熱中。すぐ独り言を発すワールドに入りました。遊びってのは大事ですね。たまに絵本は逆さに見てますが、この図鑑だけは逆さに見ていたことがありません。。  

2006/02/28 種籾

  今日は 、先日届いた農林21号の種籾を栽培農家の冨永さんに預けてきました。柳沼さん、ありがとうございます。冨永さんには、亀の尾の種子拡大もお願いしました。出来る限りお手伝いしたいと思います。先に決定していた一郎さん栽培分の夢の香、チヨニシキ、五百万石、全ての栽培数量が決まって、明日からはいよいよ3月です。  

2006/02/27 袋吊り

  今日は吟醸系の搾り第一号ということで、試験醸造の中吟を搾りにかけました。今季初めての袋吊りということで、前日より段取りを進めていましたが、今日になって、タンクによって何本酒袋が吊れるかという、去年記していたノートが紛失(ハンパにすると空間ができちゃうので)。メモ帳は何冊も持たないほうがいい。反省。
 今回の袋吊りにあたって、一月前から準備はしたのですが、今回違ったのが袋の洗い方。仙台局の先生の原理を発展させた原始的な洗い方。傍目、キレちゃった人?という感じで、途中酒粕を買いにきたお客さんも少し引き気味でした。とんでもない音出して、寒いのに頭からずぶ濡れですもん。  

2006/02/25 甑倒し

  ようやく迎えましたが、これがちょうど折り返し地点。搾るモロミもまだ半分で、これからが吟醸系の搾りも絡んで機を緩める間もないのです。そして、搾った酒は、澱引き→素ろ過→火入れ(瓶詰め)の作業を期間を決めてこなしていきます。

2006/02/24 冷温器

  暖かくなってくると活躍するのが冷水機。発酵タンクに巻いたジャケットに冷水を循環させ、モロミや酒を目的の温度に冷やします。ただ、仕込が小さすぎるモロミには少し適さず、冷温器の出番となります。いつの時代からあるものなのか、出番は少ないものの現役の道具の中でも、かなりの古参。使い方は、いたって簡単・字のごとく(もともとは酒母育成用に用いたらしい)で、中にお湯とか、氷を入れ、漏らないよう蓋をしっかり留めてモロミに投入するのです。最近、魚市場の製氷機が壊れて、酒母用でも冷却用の氷が本当の砕氷(高価)になったため、簡単に溶けないよう、氷の持ちを良くする為に、塩をサンドイッチ状に氷と一緒に入れます。モロミに投入後は、同じ場所ばかり冷えないよう、時々ゆっくり丁寧に回し、目標の温度になったら引き上げます。でも、これ、ご覧の通り背が高いのです。腕の長さが3倍ほどあったら楽に引き上げられるのですが、、、バンザイしても全然、タンクの縁から出てこない。これを使うときの難点ではあります。あっ、氷入れた直後迂闊に触れないのも。何で使ってんだあ?

2006/02/13 火入れ

  今日は1クール目の仕込み(レギュラー酒)のタンク火入れを行いました。ちょうど明日から最後の仕込みのクールに入るので何とかその前にと、吟醸系の仕込が終わった数日前から気を揉んでいました。仕込計画も搾りと火入れを少し楽にこなせるよう4クールに分けたところに、今季ご存知の寒い冬。発酵はゆっくりで、なかなか予定通りにはいきません。でもそこは、いつもの長期モロミで味が出ています。ところで、今季取り組んでいるのが、火入れ・瓶詰めまでの攪拌と移動を1〜2回減らすことです。熟成でどうなるかな。

2006/01/31 朝からぬくかった、

  ですよね。天気予報に反して。ついで、しとしと雨。昨季の帳面を見てみたらやっぱり雄町のとき同じような天気に当たってるんです。こういう日は湿気がある分、なかなか、蒸し米が冷めてくれない。室温が高い。などなど、条件が芳しくないわけです。ただ、今日の救いとなったのは、蔵内の室温が朝から上がらなかったこと。蒸し米も天井の高い仕込蔵に集めて、昼一番の仕込には何とか予定温まで冷ますことが出来ました。雄町米山廃純米大吟醸、留めました。

2006/01/29 放冷機

  吟醸の仕込に入るので、放冷機を使う仕込みは、明日からしばらく休み。今日は唯一県外の契約栽培米・電子米あきたこまち〜「稲穂の雫」の留の仕込でした。H15BYから、扁平精米にチャレンジしているのですが、この仕込の米の精米歩合が58%と、扁平精米を取り入れている中では一番白いものとなります。結構平べったく削れているので、写真(白米だと米が立たないので、画像は今朝の蒸し米です)をアップしときます。ところで、明日からいよいよ本格的に吟醸系の仕込みに入るのに合わせ、蔵の大掃除・道具の洗いを一斉に仕掛けました。
 昨日の天気予報では今日はピンカラの晴れの予報。道具洗いにはうってつけです。しかし、麹屋さんが昨日、衣類の洗濯を決行。実は麹屋さん、麹屋さんが洗濯すると次の日は必ず荒れ日となる強烈なジンクスの持ち主。「あした、絶対雨になっちまう!」に、麹屋さんは、「天気予報見たから雨は大丈夫。」の答え。果てして、、、。
 今日は早朝から予報通りの「晴れ。晴れ。晴れ。」麹屋さんの洗濯物が勝利の旗がはためくよう、誇らしげに物干し竿に翻っています。いつもなら濡れて凍ってるのが。せっかく晴れたので、気分を入れ替え洗い物をどんどん干し場に並べ、そしてそれが終わる頃、遠く、野焼き(やっきり)の燃えた灰がふらふらと飛んで降ってきたのです。これにはショックで洗い直しと相成り、次なる晴れ間を狙うこととなりました。灰をも降らす麹屋さん、記録は続きます。
 

2006/01/28 17BYプロト-01、02

  今季のBYプロトは昨年と同じく石田さんの米を使っての純米吟醸仕込となります。今日は、添麹となる洗米。試験醸造(小仕込み)ですが、一つは従来の酵母・小川酵母、もう一つは初めて使用する県の夢酵母です。先日、この夢酵母を若松の技術支援センターに取りに行ったときは、白い磐越道を快走(暴走?)するパトにびびりました。たまたま、会津では雪の少ないときだったのですが、雪が無い浜の人間にとっては驚異でした。

2006/01/27 本日から、

  吟醸系の仕込掛け米の洗米が始まりました。今季は、雄町米の山廃純米大吟からです。この米は、知っている米の中では最も吸水の早い米で、原料処理(精米〜洗米〜浸漬〜蒸し)にはとても気を使う米です。前に居た会社では、雄町米の純大が看板でもあり、その酒にも惚れて入社したことでも?、期待感とでもいうのでしょうか(全てのモロミが本気ですが)、妙なトキメキを持って仕事をしています。思えば、自身、造りに入って11年目を迎える今季。進歩しているのかどうだか、、、今季の吟醸仕込みのトップバッターが占ってくれるはずです。

2006/01/24 搾り

  今日は、「中汲み純米」用の搾り(槽がけ)を行いました。昨日、今日と最低気温が8時過ぎと時間差攻撃を喰らって、蔵の室温も1℃を切る限りなく0℃に近い温度。前日から用意していた搾りに使う酒袋も凍っている有様で、蔵内でさえ手がかじかむ程です。

2006/01/16 吟醸

   昨日は、華吹雪米の純米吟醸を、明日は大吟醸の酒母の仕込みを控えています。酵母は今年も小川酵母(10号)でいきます。そしてしたくてしなかった泡有りでやってみます。含みの色香?が課題です。

2006/01/15 雨のち温

   昨夜の雨はかなりきつかったですね。母屋から蔵まではわずかですが、夜、搾り機を見に行く度にかなり濡れました。1月の雨は珍しい。といいながら、翌朝は蔵内最低気温が9℃と、これまた、それまでの寒気団、どこ行っちゃったの?の暑い朝。 いつもより、純米・留の仕込を40分ほど多くかけて、仕込予定温に収めました(疲)。 吟醸系の仕込が当たっていたら正直きつかったところです。でも何より心配なのが、明日から春になってしまうのが怖い。この冬、初めて冷水機が稼動しました。

2006/01/10 連日、

   連日ほんとに冷え込みます。今日の朝は仕込蔵がついに零度の最低温を記録しました。保冷効果ある建物なので、こう寒い日が続くと氷点下になりやしないかと心配です。もろみタンクに巻く保温マットも全部出払って電球の暖でも間に合わないくらいです。おかげでもろみたちも3〜5日ほど醗酵が遅れ仕込2号もまだ搾れない状況です。。

2006/01/09 月の輪

   米を蒸すコシキと和釜の間に入る蒸気漏れを防ぐパッキンを「月の輪」と呼んでいます。今日は、吟醸の仕込みを控えて「月の輪」の交換をしました。毎年交換するものですが、交換のたび「ここをどうこうしたら、、、」と結構、神経質(蒸気漏れで蒸気温が下がってしまうので)になってしまうのがこの作業です。今季のセットも麹屋さんに任せ、「もてぎリンク」風に仕上げました。

2006/01/05 暖気樽

   今日は暖気樽の操作、計12本。釜湯も無くなりそうになりました。山廃がある都合上、今日がピークの暖気操作。いつも正月休みは暖気入れで飛んでしまいます。 写真は速醸用の暖気樽で(首無し男が気になります)、山廃用はこれの一回り以上も大きく、加えてタンクまでが遠くてその持ち運びがとても大変。持ち上げる度に「えっこら!」とか、「おっちら!」とか、「うがっ!」とか、毎回違った掛け声を掛けるのですが、未だに腰にしっくりくる掛け声を発見できずにいます。どなたか、よい掛け声をお教えください。

2005/12/31 えっ!、

   最後の仕事も済ませ、夕方、嫁さんの実家に居ると家からの電話。出てみると、地元民放の人気番組「自転車でGO」が来てるとか。先週から浪江に入ってのキャラバンになっていただけかなり気になっていたのですが、まさか家に来るとは、、、急いで家に帰ると、魚のさばき流しで、照明がたかれ時間帯もあって見た目「隣の晩御飯」風。それにしても真ん中に藺草さん。素晴らしい方です。素人はカメラを意識してしまうのですが、彼の人柄からか、おかげで素の家族全員を、そして格好までも撮られた感じです。母は悔いていました。これからも珍道中期待しています。2005年を思いがけない形で締めて頂きありがとうございました。

2005/11/22 みがき

   24日の蔵入りを控えて、本日は大掃除を行いました。普段ならデッキブラシにて床を磨いていくところ、これが思ったほどキレイにならんのです。で、使う道具が金たわし。床に這いつくばってシコシコ磨き上げ るというより、削り取っていくような感じです。根気と時間を要しましたが、とりあえず、床舐めレベル「フォー!」位?までにはなりました。

2005/11/17 大移動

   蔵入り前にやらなければいけないのが、夏の間の蔵守となっている純米酒達の移動。これをやらねば仕込めない。と、いうことで、ローラコンベアをつなげ酒の下ろし方。二・三日かかるこの肉体労働、痩せれることを期待して体にムチ打ってます。

2005/11/13 仕込1号

  今日は仕込1号の留仕込みの日。前日から、気温が高いのを予想していたので、仕込開始を通常の8時から、6時に変更したものの、生憎の想定外の気温の高さ。仕込みに時間がかかってしまいました。でも、朝飯前の仕込は、朝飯を気忙しく食べることはないのと、適当な腹ごなしで、いつもは我慢している御代わりを噛みしめて味わえるというのは精神衛生上大変よろしい ことです。

2005/11/01 夢の香

  地元契約栽培の「夢の香」。今季栽培分が全て一等米となりました。いつもより一回り小さい粒で、2.2mmの網通しで残るのが1/3ほどですが、溝もなく粒揃いがよい感じです。楽しみな造りとなりそうです。 写真は65%に精米ししてみたものです。普通酒の麹米・純米系の掛け米になる分で、きれいに磨けました。

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