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18BY 酒造り奮闘記

2007/07/28 酷暑。  

  今日、浪江町は県内で一番暑く33.8℃とか。今日ばかりは涼しい請戸も例外なく暑い一日で、おまけに「福島の酒」の熱収瓶詰めがあって、その暑さといったら我慢できないほど。5馬力のエアコンが貧弱に思えるほどでやんした。昼休みの時間を掛けて、瓶詰と機械の洗浄を済ませ、高校野球の県大会決勝のTV観戦。祖母の甥っ子の息子さんが先発で、応援にも熱が入った。非常に惜しかった。この年代の相双地区の中学のレベルは高く、有力私学や地元の有力校に散ったのが、輪をかけて惜しい。
 夜は、アジアカップの3位決定戦。日韓戦となれば、自然とこれまた熱が入る。残念な結果に重なったのは熱帯夜。眠れずに、ふと思い出せば、あの洪明浦、いつの間にか代表のコーチになってたんだと感心。日本は人材が多過ぎるのか、外野がうるさいのか、なかなか若いコーチって居なかったもんね。個人的にはオシムは好きだし、このサッカーを継承してくれる指導者がいればなあ、惜しいなあ。それよりも大事なのは、鉄の理論の継承に違いない。オシムのように強固な意志を持ち、チャレンジの姿勢をいつも忘れなければ、人生の達人になれるはず、、、。頑張ろう。
 現在、スポーツキャスターを務める長島氏。かつては代表のストライカーを務めた時期があった。キャスターもFWとしても少し不器用さを感じるのだが、当たれば凄いシュート。いつもキーパーの頭上を狙っているのか、キーパー正面。いつも惜しかった。一方、今回、ことごとく正面を突いた器用さとセンスが溢れた羽生選手。スピード、反転力、嗅覚とも優れた選手。結果は非常に残念だったが、今後がとても楽しみ。もっと大きく育って欲しい。
 高原がトップにいて、1.5から2列から飛び込んでダイナミックに敵陣を荒らす選手が二人(羽生)。中に一人、正確で創造力溢れるパッサー、中盤の底にハタキも上手く急所をえぐるパッサー???、理想のチームを描くと、以外にも、オシムの92ユーロカップ予選の圧倒的実力派軍団だったユーゴスラビアに似ている。現在のオシムはその時のチーム以上の進化形を日本代表に求めている(チャレンジ)と感じて止まないし、代表(オシム)のサッカーが、今後に与える影響は多大なものがあると期待は膨らむばかり。日本の政治とは違って、道筋は非常に明るいものと確信しています。サッカー協会のやたがらす、顔はオシムに決定。

2007/07/23 野馬追い祭が、  

  今日から始ります。と、いうことで、今朝は3時半前起床で浪江の権現堂地内の注連縄張りをしました。4チーム編成 で作業時間は丁度3時間。作業を終えて帰る時には、騎馬武者が標葉(しねは)郷の本陣、中央公園に向かっているところ。もう少し遅ければ危うく大渋滞を引き起こすところでした。当地方の盛大な夏祭り「相馬野馬追い祭」。戦国時代より常に境界を面した伊達氏を仮想敵国とした軍事教練が起源です。また相馬氏は平将門の末裔。馬の産地でもあり、将門は伝説の繋ぎ駒を紋としていたことにも縁を感じます。平将門以来の脈々と続く息吹を少しでも感じて頂ければと思います。祭は今日から明後日の25日まで。梅雨明けはまだでも、旧相馬藩領の人間にとって暑い夏を告げる祭です。
 明日から、南部杜氏組合の講習に出かけます。 

2007/07/20 豊作。  

  裏庭の枇杷の木が、何時に無く実をつけています。小学生以来の豊作です。そして、家の周りの団子虫。今年はやけにでかい固体が多く、何が原因でそうなっているか、いささか気持ちの悪い事象です。地元の漁師さんの中に「海水面が上がってきている」と話す人がいて、高潮や洪水などの災害リスクがいよいよ高まってきていることを感じます。
 昨秋 の高潮の時は雨が一切降らなかったにも拘らず、堤防が削られ、請戸川が氾濫寸前。港の岸壁は完全に水没し、北東の背の高い沖提ごしには、崩れる波の背が見え、沖提を完全に超してくる始末。少しでも雨が降れば水害を免れなかったこの異常事態は、水際に住むおそらしさを示すには充分すぎるものでした。先日、本件沖を震源とする大地震が起きた場合の津波の予想が発表されました。請戸地区は5〜6メートルの津波の予想。地区全域が完全に水没。この規模の地震が来た場合、倒壊する家屋が多く平地でもある地区民の非難は困難になることが予想されます。新潟の地震にもあったように、非難ルートなど日頃の意識、対策が重要です。 

2007/07/18 地元の酒屋さんにて、  

  最近の「食」を取り巻く、日本の国の体たらくぶり。これは今始ったものではなく、効率を最優先にした垂れ流しのうえの垂れ流しに食の流通が成り立っていることを忘れてはいけません。食は人間の一大事。体の内から侵されたのでは、「美しい国日本」どころではありません。よくもこんな言葉で国民を踊らせ、内にも外にも甘い国には何も期待できませんし、何を担保にして当のご本人達が言ってるのか呆れるだけです。多分?美しかった国をこんにしたご本人達、恥ずかしくないのか!
 さて、地元の小売店さんにて、ほんとの豊かさは「瞬間」にあるとのこと。そして我々の商売はこの「瞬間」をお客さんにいかに提供するかとなった。このための「瞬間芸」こそが、我々が温めなければいけない資質であることも改めて確認致した次第。
 味覚とは、記憶です。そして、この表現力により帰結するものです。勿論、人それぞれ育った環境が違えばそれぞれです。しかし、味覚は鍛え、鍛えられることができるということ、ゆえに終わりが無いのです。大きい家を建て、イイ車に乗って、ブランドを身に着けるよりも(これが個人の、らしい生き方に昇華させるための好きな家・好きな車・好きなブランドなら多少話が変わりますが=少し皮肉)、家族で、健康的な旬のものを食べ、食べ合わせも含めて食を知り、おいしい瞬間(旬間)を知るというのが、どれだけ贅沢なことか、そして分かち合える人が居れば、どれだけ豊かか。よく言われることですが、「いただきます。」「ご馳走様。」は、最高の調味料。そういった場でしか、ほんとの味覚は育ちませんし、垂れ流しの得体の知れない食品に惑わされない能力も身に付く筈です。食は人間の一大事です。食について考え直す良い機会だとは思いますが。

2007/07/17 地震。  

  能登の地震に今回の新潟地震。大きな地震が続きます。古い建物で操業していることが多い酒蔵にとって怖いのが地震と火災です。今回のニュース映像で、ある蔵元さんの倒壊した建屋が流れ、気の毒で大変心が痛みます。 我々のような自然との調和を大切にする業種にとって、積み重ねてきた気の遠くなるような時間は、肥やしです。それによって醸成された技術は勿論、それを見守ってきた道具、建屋は大変価値のあるもの。被災された方々の早い復興をお祈りしております。

2007/07/10 いつのまにか、  

 7月早、中旬です。当初、上旬に案内するはずだった夏のギフト、明日から始る出張明けになりそうです。県内の皆様、店頭で見かけましたらよろしくお願いします。

2007/07/7 どうしようか、  

 車のタイヤ交換時、皆さんは悩みませんか?国産ブランド、欧米ブランド、はたまた格安の台湾や韓国のメーカー、、、。
 営業車のタイヤは業者さんにお任せとしても、自分の車の時には、拘るつもりもなく、選ばないつもりでも、タイヤのブランド・種類・性能・価格帯の多さに悩んでしまったという人も少なくないのではないでしょうか。メーカーによる製品の一方的な垂れ流しが与える市場への歪み。なんか、どっか似てる業界あったなあ?と思えば、そう、日本酒業界。日本酒業界からタイヤ業界に喝をいれるため、台湾N様の購入を本気で考えている最近です。国内B殿にY様、おふらんすM様、どうか迷える子羊たちを解放してくださいまし。お願いだから。

2007/07/06 田んぼ。  

  夕方、子供を連れ、七夕飾りの笹を取りに行った帰り、田んぼに寄ってみました。田植え時の低温に遅れていた生育も完全に挽回。出穂もいつもと変わらない時期になりそうです。出穂前の酒米の稲の色、好きです。
 前々々回、ツバメが取ってきたトンボの話をしましたが、連日の陽気でトンボの羽化も早かったようで、田んぼのヤゴ達は、稲の葉に抜け殻を残し、既に飛んでいます。いつもは出穂の頃ですが、、、

2007/07/02 梅雨らしい 

  雨です。前回の更新時に話題にしたツバメの子が連日、家の電線に来ています。採餌に都合が良いのか雨に濡れながら、親を待ちます。停まっている電線の隣にはひさしの下に隠れる別の電線があるのに。親から良く見えるほうが良いのかな。
 7月。当地方では、「相馬野馬追い」の季節。参院選もあったりと、落ち着かない月になりそうです。
 稲、田植え後に低温が続いたのですが、大分盛り返してきました。例年、7月下旬から8月上旬にかけて、穂が出ます。今は大事な準備期間です。

2007/07/01 夕方、 

  暇な時間ができ、海を見れば、釣に最適な潮周り。夕食の用意の時間には、獲れたての「メバル」を!という勝手な段取りを立て、子供を隊長に仕立て近くの岸壁に出発。そこは、子供の頃から知った釣り場。子供連れでも安全で、潮の流れもよく、意外に良形なメバルが付くところ。日曜の、これから満潮を迎え戦いの場になる釣り場に、陣地を二組の先着者の間に設営。
 いざ、開始。暫くはカニ君の猛アタックに遭っていたのも、すぐそれもさっぱりな状態。先行者が一番良いポイントを空けてくれたので、移動。攻めの釣りで、ようやくメバルゲット。守りの釣りの捨て竿にコチがかかって二匹目。子供のメバルは確保できたのであとは一緒にカニ採り。こちらは知り合いのお子さんのお兄ちゃんが手伝ってくれたので大漁。一時間ほどでしたが、田舎遊びをすぐできるというのは、かなり環境に恵まれています。感謝。感謝。

2007/06/29 ツバメの子 

  が巣立ち始めています。まだ巣立って間もない5羽が庭の電線にて、両親が運ぶ餌を待っています。時折、遠くムクドリやトンビが舞うとサッと近くへ身を隠し、落ちくと元の電線に戻ります。親が運ぶ餌のほとんどが羽化したてのトンボ。でもツバメの子には大きいらしく、ほとんどを飲み込めず落としてしまいます。雨上がりの2時間ほどの微笑ましい光景。このあと、ツバメの子達は今日の宿を探しに飛び立ちました。

2007/06/25 筋肉痛。 

  昨日は、商工会のイベントで津島支部と野球の対抗戦。思いっきり空振りをしたため、背筋が腰痛?って位に痛い。 野球のキャリアは小学校時の3年のみ。ブランクを考えれば、もはや素人同然。結局、東京ドームにて上原の150kmストレート、140kmのフォークの打ち込み(振込み)虚しく、三振含む(振り込んだ甲斐あって)3-0。試合には勝ったものの、来年の再戦に燃ゆ。それにしても、酒のP箱がやけに重い。

2007/06/20 一転、 

  天気の良い日が続きます。冷蔵庫の入れ替えをしています。熟成の具合を見ながらの作業。山田錦の16BY山廃純米大吟醸が楽しみな酒となってきています。

2007/06/18 蛹化。 

  三年目の飼育となった浪江町大柿地区の純血固体のカブトムシの幼虫たちが次々と蛹になっています。芋虫から蛹への大変身。この時、「バリバリ、ゴキゴキ」と、ビーバーが木を倒そうと 、木を削っている様な、とても芋虫が発しているとは思えない大きな音を出します。50匹以上を里子に出し、手元に残ったのは11匹。この芋虫たちが蛹になり、無事、羽化するのは「野馬追い祭」の頃。蛹化の音を聞きながら、熱を出し休んでいる息子の期待感は大きくなっています。今日も良い天気。

2007/06/17 晴天。 

  今日は、子供を連れハワイアンズ(旧称:常磐ハワイアンセンター)に出掛けようと思っていました。天気も晴天。レジャー日和。しかし、子供の目に「ものもらい」ができ外出はお預け。何もすることが無くなってしまったので、久し振りにバイクを出し、洗浄と磨きをかけました。海の近くで7年前のモデルとなりますと、室内保管と言えど結構、サビが入ってきます。このサビを歯ブラシと重曹で根気よく3時間ほどかけ、気にならない程度まで落としました。そうなれば、火を入れたくなるのが人の性。30回以上のキックでようやく火が入り、掻いた汗を海の風で収めようと、堤防沿いにクルーズ。風に湿気が無いのが大変心地好く、このまま遠出をしたくなるような、よい日和の一日でした。

2007/06/15 朝から、 

  しとしとと雨が降っています。梅雨の雰囲気。普段、雨では飛ばない小鳥達もちらほら。田んぼの緑も濃く目に映ります。今日の午前中、健康診断に出かけます。30半ばにかかってくると、体(健康)には、自信がありません。 でもとりあえず、いつものようにしなければ意味が無いと、夕べは当たり前の晩酌をしました。結果が悪かったら、今の日常が終いのすけ。

2007/06/08 久し振りの、 

  更新です。ネタが無かったわけではありませんが、逆にありすぎて、、、。昨日までの3日間、東京に出ていました。 昨日、池袋サンシャインにて行われた入賞酒のきき酒会の手伝いをメインに。しかし、東京に行くと、鼻毛が伸びるのが早いもんだ。
 高校時代の同級生がやっている居酒屋と、ラーメン屋をはしご。迂闊にも終電をやり過ごす憂き目に遭ったのが初日の晩。 次の日にも、電車を待てば、目の前に止まった車両は女性専用車。で、思わずドキッと。小心者の田舎者には少々キツイ都会の電車。だから東京には車で来てしまう のだ。この二日目の晩、新宿でモツ焼きを貪りながら、都会の鬱血した空気をビールで流し、次なる涼み処を「おもいで横丁」にて探す。目標は日本酒居酒屋。
 暫く歩かなくても気付くことだが、結構この辺り、アジアのお姉さんが看板を努める店が思いの外多い。活発なのは結構。でも、このような雰囲気で日本酒は、いかがなものかな?と思 い、純日本酒居酒屋を探 したものの、この界隈では、わずか2軒。それも軒を連ねている。同じ経営者?とも思ったりしたが、友人と自分たちの嗅覚を信じ、「左側の店」に入店することに。暫く飲んでるうち、昔から気に入ってる銘柄を見つけた。今となってはデッドストックで、お店の人に身分を明かした上で、有り難くも貴重なお酒を頂く。「枯れの美学」が詰まった酒。 思わぬところで素晴らしい時間を頂いた晩でした。感謝。

2007/05/29 酒タンポ 

  先日、母の実家で祖父の法要を行いました。その折、京都の叔父が錫職人に作成して貰った純錫の酒タンポを頂いた。とてもよい品で、使うには勿体無い位。でも、よい道具 こそ、毎日使ってその真価が発揮されるもの。頂いた晩から使ってそのよさを改めて実感しています。またタンポは、飲んだ量が分かって飲み過ぎにならないのが酒飲みには 、また良いところ。
 実は以前、最高の燗酒を求めて、京都に行った際(ついで)、職人さんに純銀の酒タンポを誂えて貰いました。丁度、祇園祭が控えていて、納期は祭後の2ヶ月ほどで、という約束でお願いしましました。 それは催促無しということだったのでしょう。完成の報を受け、手元に届いた時は嬉しかったのを覚えています。それから毎晩酌時に使用。今では、いぶし銀の趣になってきました。このいぶしが出てきた頃から、アタリが出てきて、冷や時の輪郭がシャープに表現されながらも、柔らか味を感じられるようになりました。 ただ、燗をつける場合には、熱伝導が良過ぎるために入れっぱなしは、味が焦げて苦味が出るので厳禁です。途中、数回引き上げて温度の均一化を図りながら、目的の温度にします。錫の場合は、遠赤外線効果のためか、特段、そういった手当をしなくても柔らかい飲み口の燗になります。銀はその酒の素性をあらわにし、錫は酒を変えます。使うタンポの順番も、いわゆる銀が先発投手で錫のクローザーが黄金?リレーといったところ。銀で3合、錫で1合の計4合、わが家の晩酌としては丁度よい量です。

2007/05/25 ラベル 

  昨日から出荷となった吟醸系の生酒、ラベルが変わりました。昨年、変わった本醸造のデザインを受け、新に配色・仕様を変えたものです。純米大吟のデザインは、先にマチダヤさんのプレミアム300の企画にてデビューを果たしていますが、純米吟醸はその色違いとなっています。いずれも地味派手系で酒蔵の立地・背景や歴史を表現したデザインです。残す変更は純米酒のみとなりました。新ラベルともども、よろしくお願い致します。写真)磐城壽のラインナップです。右から、今回変更となった、山田錦45%磨き山廃純米大吟醸。雄町45%磨き山廃純米大吟醸、同じく、華吹雪50%磨き純米吟醸(茶瓶バージョン)、純米酒(予定デザイン)、本醸造、しぼりたて、福島の酒、以上。このラインナップに将来、現在熟成中のYK35(純米造り)が加わる予定です。

2007/05/22 車窓にて 

  今日は、県の清酒アカデミーにて会津へ。絶好の行楽日和?的快晴で、途中の安達太良山、磐梯山、飯豊連峰素晴らしい景色でした。用足し後、瓶屋さんに急遽必要になった瓶を貰いに福島に向かう。猪苗代から土湯峠を超え、ここでも吾妻山を拝む。県内の名峰を軒並み見れるとは、とても幸せな日。帰り、無理無理詰め込んだ瓶が心配でゆっくりと走るが、里山の風景がこれまた素晴らしい。途中川俣町の、山の陰となるのだが、昔話に出てくるような、団子型の素晴らしい茅山があって、それが夕陽を浴びてその綺麗なこと。 本日の走行距離280km。福島県は広い。ただ、よいものは身近にあるものです。そうも思った一日でした。

2007/05/21 熊出没 

  もともと阿武隈高地に熊は居なかった。気合のある熊が阿武隈川を渡るか、若しくは堂々と橋を渡るかして、ここ何年の阿武隈での熊目撃となってるのかも。それにしても、先日の目撃情報はこの時期には足繁く通う地点。もう、ビビって行けやしないし、この一年暖めてきた聖域がこの近く。もはや山での単独行は危険であり、熊除鈴の携行は最低限の装備になりそう。
 で、気になるのは、比較的温暖な阿武隈の東側で熊達は冬眠するのだろうか?冬、食料が無くなった熊が里に降りて来て、「!!!」では、遅いのです。沢に釣りに出かけ、ヒグマみたいに鱒族をガバっとやっていたら・・・、山菜採りをしていて、見上げたら熊が居た・・・、車に戻ろうとしたら、車の周りを熊がウロウロしていた・・・、畑を耕していると思われた婆さんが、 実は熊だった・・・、親子連れの熊が、「こっちにおいで!」と手を振っていた・・・、どれも、出くわしたくない場面ですが、皆さんは熊に出会ったときの対処法を知っていますか?怪力でもって俊足、木にも登る相手を向こうに回しているわけですが、相手はたかがツキノワグマです。ヒグマではありません。ここは腹をくくって、臆することなく、悠々と決して動かず、「にしゃ〜〜あ!どっがらきただ?いねぐなんねど、ひっぱだぐど!このっ!」と恫喝し、熊に帰るべき方向をゆっくりと指差し諭してください。この場合、地元の方言を、どれだけ正確に大声で使えるか、そして、こちらにどれぐらいのローカル意識があるのかが、鍵となります。ま、この前に熊に会わない対策が大事です。10年以上前、単独登山で車中にて台風をやり過ごしていた晩(台風一過の素晴らしい景色を独り占めしたかった)、やけに車が揺れると思い、目が覚めたことがありました。朝、車外に出てみると、車には引っかき傷と近くには大きな糞が「どん!」と、「ここ、俺の場所ね!」ってな感じであったことがありました。 人生の中で一番の存在感だったこの糞の有様、まだ覚えています。
  鉄釜の内側の塗装を行いました。かなり溶剤が強く参っています。

2007/05/18 磨き。 

  3日をかけて鉄釜の内側を磨きました。明日から塗料を塗り固めます。昔は造りを終えると、漆を塗った釜を逆さにし、中に炭火を置いて乾燥させ、蔵人は帰郷したとか。プラパテっぽい塗料の下には、その名残である漆が今も隠れています。塗料を除いた後の色の渋さといったら、例えようがなく、天然塗料の持つ美しさに息を飲みます。とても古い釜なのですが、仕事が丁寧だったためサビが回らず、現在も使用しています。最後に漆の処理を施してくれた先人に感謝でございます。

2007/05/12 田植えA 

  今日は、同級とそのお店のお客さんと田植え。機械ではしきれないところを手植えにてお手伝い。坪数で言うと10坪足らず。少し物足りない位と思っていたのが丁度いい位。軽く体を動かしただけなのに、皆、腹減ったと大騒ぎ。このあと、焼き鳥屋さんにて一人5,000円を越す暴飲暴食振りを発揮。悪い同級生達に付き合われたお客さんが気の毒になりました。

2007/05/11 昨夜 

  会合に出かけた頃から鳴り出した雷、深夜になっても止まず凄まじい雨を降らせました。庭の山桜の花も叩かれ、全て散ってしまいました。新緑も日々、色濃くなってきているのが分かります。朝より晴天。雨のお陰で、朝の空気がいつもと違います。

2007/05/10 田植え。 

  昨日から酒米の田植えが始りました。五百万石、夢の香、チヨニシキと順にやって、来週頭までの予定となります。今日は、少し肌寒く、夕方より霧雨。ピンカラのお日様が欲しい日和でした。

2007/05/08 開通、 

  周りの時間が経つのが早いのか、スーパーのテナントにいきなりマツキヨ(相双地区初)が入っていたり、浜街道の熊町区間が開通したり、少しは便利になるのでしょう 。しかし田舎でも、これだけ商圏が広域になってくると簡単な「用足し」ほど、大資本に集約されるのは必至。地元の商業、もっと考えなければならない。田舎が便利になりすぎるのは考え物です。
 今、造成中である大熊町の巨大モール、工事も大分進んで、その広さが分かってきました。とんでもない広さです。

2007/05/06 GWですが、 

  仕事を休んで、仮面ライダー電王ショーがあるいわき市の住宅展示場に子供と嫁さんを連れ出掛けました。ちなみに家を買うつもりは全くありません。目的は電王のみ。困った客です。
 向かう途中から雨脚が強まり、会場に着くと客はまばら。この雨のために、ショーから握手会になったことを受付時に知り、ならば展示ハウスを見て時間潰しをしようと思った(悪い客)のが運の尽き。客があまりにも少ないため、すぐ握手会が打ち切りになってしまい、子供に言い聞かせるのに一苦労。雨で退散とは見損なったよ、電王。 全国ではこのGW中に、電王は何人居たか分からんけど、いわきに居た電王は一番ヘタレ?
 ここで豆知識。最近、子供の電王本を見て、電王が乗るバイク、最高時速1,010q/hなんだって。絶対に有り得ん。そんなスピード死ぬ!し、物理的に絶対無理!だし、その前にホンダの250ccのバイクだよ〜(絶対オリジナルのバイクが早い)?でも、これが可能だったら、GW中ダブルブッキングそっちのけの一人で全国行脚もできるはず。ある意味、子供の夢のために、この電王バイクのスペックがあるかもしれないと思った一日でした。それにしてもだ住宅展示場、土産付きで一日遊べる。ああ、恥ずかし。

2007/05/04 陶器市 

  毎年GW中に開かれる大堀の陶器市。配達ついでに覗いてきました。大、大盛況です。物凄い人出でした。

2007/05/03 田植え 

  GWに入って、兼業農家の方は大忙し。田植えに追われています。この時期になると、作業の足洗いにお酒をお求めに来る方が増えます。さて、酒米の田植えは、来週末あたりから。

2007/04/28 どうも、 

  この時期になってくると、北の原野が恋しくなり、いてもたっても居られなくなってきます。この発作を治めるべく、特大の霧笛を目覚ましに地元の渓へ出かけました。途中の賀老の温度計は2℃。今朝方、かなり冷え込んだため低活性。目視できた影もわずかで、朝飯の時間となって潔く切上げ。昨日から、帰省・レジャーの人を見る様になり、ここは地元の人間として黄金週間に釣られる前に釣ってやろうと意気込んだものの、結果は坊主。友人と丸一日の釣行を予定している明後日にリベンジを秘す。
 田んぼに水が入り始めました。早いところでは代掻きの光景も見られ、里の生き物達が一斉に動き出す季節です。酒米の田植えはGW明けとなります。

2007/04/21 桜 

  家の山桜2本のうち、蔵の屋根上に枝を広げる樹 の花が開き始めました。例年、屋根の輻射熱で同じ種のもう一本より1週間ほど早く花が咲きます。只今、3分咲き。陽に輝く白い花で、葉の緑とのコンストラクトが綺麗です。GW前半にかけ、楽しめそうです。

2007/04/19 なんか今年は、 

  蔵内の掃除・殺菌を念入りにやったので、余計気が収まらず、据え置きのどでかい機械を外に引っ張り出しオーバーホールも兼ねて、普段手の届かない部分を洗浄・殺菌。これで洗い物は終わり。今日は北寄りの風が吹き、お日様も出て、絶好の干し物日和。朝、鶯の鳴き声で目覚め、何となく良い一日でした。選挙の菰樽、今日明日が納品のピークです。明日中に酒蔵は夏蔵仕様になります。

2007/04/18 最後の、 

  モロミとなった華吹雪米の純米吟醸の瓶詰を行いました。生熟を行った後の瓶詰で、今季、新酒の瓶詰はこれで最後です。あとは、スモールパーツの洗浄と乾燥、気になる機械のオーバーホールです。
 夕方、子供が自分でハサミを持ち出し髪の毛をバッサリ。気合の入った剃り込みに。何でも、私がなかなかトラにしてくれなかったから、自分でしたとか。そのあとは、二人で大騒ぎしながら短く刈り込んであげました。もう、大トラです。 こんなふうに父床屋をできるのも色気が出るまで。それまでの僅かな時間、せいぜい楽しみます。

2007/04/16 殺菌。 

  蔵仕事も、大詰め。蔵掃除が終わり、夕方、噴霧器にて蔵内を殺菌。目が染みるったらありゃしない。仕込蔵は特に念入りに噴霧しました。明日からは、外で待機していた殺菌済みの道具のメンテをしながら、蔵に納めていきます。

2007/04/15 今日は、 

  消防の春季検閲。たいした仕事もできないので集合時間まで、タッパー箱に収納した酒袋に「脱酸素剤」を仕掛けました。1個5円也。最小の出荷ロットが1500個と、不必要なほど多く、結局450が残る。なにかに流用できないかな?
 脱酸素剤、よく個別で包装された菓子袋に入ってるアレ。今回思ったのが、お菓子の包材って結構かかっている。お菓子の単価が気になります。ますます原材料表示に目が行ってしまいそう。

2007/04/04 よい 

  お天気の一日でした。麹室で使う布も一気に干すことができました。週間天気予報をみると不安定な日が続くようで、まだまだ飯取り布、室の麻布、そして酒袋と干し物が 残っていて、空模様を見ながら作業内容を変える日々が続きそうです。今日は、練り粕を踏み込むタンク塗装も行いました。色は昨年からハマっているライムグリーンに。仕上げにマスキングシートでタンク番号のナンバリング。雰囲気が出ます。これで雨が降った日に粕の踏み込みが出来ます。小ロットの瓶詰も 済んで酒母室も空きました。明日あたりから片づけが始ります。

2007/04/03 朝から 

  雨天のため、洗いものができず、気にかけていたオリの処理をすることに。試験醸造の小仕込の搾りでもフネが使えることが分かったので、今年はマメにオリの処理をやったおかげで、例年の半分以下の処理量。この処理の完結を待って、普通酒に調合し直し火入れ貯蔵の段が踏めます。・・・に、しても雨。黄砂を流してくれるのはいいですが、蔵仕舞いが滞ります。
 
 話変わって、蔵仕事が終わりに近づく頃、いつも、前から思っていたことで、酒袋(さかぶくろ:搾り時、モロミを入れ酒と粕を分離する袋)の仕舞法。どんなに綺麗に、どんなに先進的な洗剤を使って洗ったつもりでも、モロミ成分(特にタンパク分だと思う)が分解・酸化して、独特の匂いがし、次季の初搾り時の酒袋洗いには相当気を遣う。これをクリアするために、実際、かなりの時間と労力をかける。
 酒袋だけは一枚一枚確認しながら自分で洗いたいのだが、現状では多忙期で、人任せに。誰が洗っても納得できる、均一な洗い上がりになれば最高なのだが、この条件として仕舞時の洗い・乾燥の成否が鍵となる。特に、仕舞い時に洗濯して干すのだが、このとき良く乾かすために開口部を上にすると、袋の閉じ口(折り縫い目)が下となり、洗い残した残存成分が下降し、閉じ口にて濃縮され、収納している間に、この部位を中心に匂ってしまう。これを考えれば、ドライクリーニングが最も有効な手段で理に適っているとも思うのだが、その数1,000本超。金銭的にも?、クリーニング屋さんが食品製造の布を扱うかも不明で、頼める段階でもない。事後対策の脱臭ではなく、この匂いを絶つためには、収納中の酸化を最小限に留めることが有効な手段と思い、@密閉容器(タッパーウェア)+脱酸素剤+除湿剤、A布団や衣類の収納袋(掃除機脱気式)+脱酸素剤+除湿剤、B@+Aの3法を試しにやってみることに。どうなることやら。ダミー米にも応用できそう??
 これをご覧になった酒蔵さん、有効な手段がありましたら、ご一報を。

2007/04/01 今日から、 

 4月です。月日過ぎるのも早いもの。なんでも、静岡市では気温30℃越え。4月の真夏日最速記録を更新とか。1日違えば3月だよ。やっぱり、おかしい。今日は、地元請戸川水系の渓流解禁日。朝食前の僅かな時間に、早起きして釣りに出かけました。釣り場が近くになるにつれ、それでも出遅れた感がしたので本流を避け、源流部に入る。ヤマメのチビ固体が盛んにライズ。4匹かけたものの、キープサイズとは言えず、リリース。こちらも暖冬だったためか、思ったより魚が活発に動いている。山には例年より早くて上手い鶯の鳴き声が響いて、暖冬のお陰で、久し振りの息抜き。昨シーズン発見した岩魚の渓が気になる。造りが終わったら、ゆっくり来よう。
 明日、GINTAGEのYK35と、華吹雪50、YK35の瓶詰を行います。GINTAGEのYK35は詰め後、瓶火入れ。同じく華吹雪は、搾って間もないことから、瓶の中で暫く調熟させ瓶火入れに回す予定。新酒の瓶詰は、あと2回。もう少し。

2007/03/30 ようやく、  

  先が見えてきました。瓶詰め待ちの酒、全て用意ができました。それまで、冷水にてガッチリ冷やしておきましょう。明日は特別純米と、試験醸造Aの瓶詰めです。
 味噌の仕込みも終わり、麹室の片づけが始りました。今朝方、天気が悪く、明朝、湯篭りをさせて一気に屋上に展開、乾燥させる作戦です。

2007/03/25 山廃純米の  

  瓶詰を行いました。今日は、気温が急上昇。上槽後の原酒は、冷水機にて冷やしているので、今日の様に、朝から12℃を越すようだと、タンクが結露してしまい、蔵の中は多湿気味。最後のモロミの純米吟醸、昨日搾れてよかった。

2007/03/24 最後の、  

  モロミ、華吹雪の純米吟醸 の搾りを行いました。暖冬のため、湧き抑え気味の配合に変更したところ、中盤以降冷え込んだ天候が続いたため、モロミ日数45日。久し振りの長期モロミとなりました。朝から、モロミ全量を袋に吊って、午後の休憩明けからフネの絞りに仕替えました。最後の作品は、馬力のある綺麗な酒です。

2007/03/23 今日は、  

  自家用味噌・三五八・モロミ醤油用の麹の蒸かし。瓶詰の工程も急ピッチで、最後のモロミの純米吟醸を搾れば一段落。今日は、朝から天気も良く、春休みながら、幼稚園に通っていた息子も今日だけは、休みを取って、いわきの石炭化石館に恐竜を見に叔父と出かけました。穏やかな良い日です。

2007/03/21 中日。  

  お彼岸の中日。そういえば、朝、大分明るくなりました。明日からは日中が長くなります。農家の方も種籾の処理を始めていることでしょう。

2007/03/20 最後の普通酒の搾りを、  

  しました。残るモロミは1本です。今朝まで、搾りにかかっていた、試験醸造の2本目、かなり、仕込みの形態(配合)が違うので、どんな酒粕が出来たかな?と粕を確認。すると、ほんの少し触れてみただけなのに、手がスベスベ。「???、すげえ!」これを、団子型にして、命名、「スベスベマンジュウガス!」もちろん、「すべすべまんじゅうがに」という見た目触り 心地がよさそうでも、毒があって食せないカニがモデルに違わないのですが、こちらの粕の方は、触ってスベスベになるもの。いっそ、カニの形に成型したら面白いかなあ。とか思ったりして。ま、そうするにも、試験醸造レベルなので粕が極端に少なくて、出来そうにありません。興味のある方、ご一報ください。

2007/03/16 けっこう毛だらけ、猫灰だらけ。  

  朝起きて、蔵に入ろうかなと思ったら、入り口外にあるはずもない???なものが。当初、人間の仕業と思えたこの???、程なくしてトラ野良猫の仕業と判明しました。今回の件、朝の完全に立ち上がっていない脳みそには少しこたえました。寅さんは好きなんですが。
 最近良い冷え込みが続いていて、夜間積極的にこの冷気を蔵に引き込んでいます。朝方、蔵内4℃以下になり、日中は締め切って、6〜7℃です。寒の時期より冷えています。

2007/03/08 試験醸造の、  

  大吟醸、今日が搾りとなりました。来年もチャレンジできる、活用できる仕込になりそうでで、何とかもう一年で、ものにしたいと考えている仕込です。今季は初めてでもあり、手探りの部分もあっ て習作ですが、とりあえず、県の鑑評会はこの酒を出品してみます。

2007/03/07 久しぶりに、  

  昨夜、商工会の会合に出席しました。夕食をとらないで家を出たので、会合後に軽く食べれればな、と思っていたのですが、がっちり飲んでしまいました。原因となってしまったのが「土耕ん醸」のラベルの印刷をお願いしているY君。うちのお燗びんを飲んでいて、これがまた、タミフル服用しているくせに随分旨そうに。これに釣られてこの湯煎の燗を飲んでみたら、これがびっくりの旨さ。これが、呼び水・酒?となって、結局、帰ったのは4時。
 お燗瓶と言われるだけのあの姿形。密封度が高く、ヘッドスペースが比較的少ない、もともと完成された瓶型に、光線対策と定温管理が万全で、お店の方の湯煎という手間を惜しまない愛情があれば、最高の燗に出会える事は間違いないと、お燗瓶をかなり見直した次第。でもこの、お燗瓶、リユースの観点から町内限定の流通としています。試してみたい方、浪江町に是非。

2007/03/01 明日か、  

  期待の山田錦、山廃純米大吟醸が搾りの時期となっています。最後の一滴までドキドキです。

2007/02/24 今日、  

  雄町の山廃純米大吟醸を搾りにかけました。これから山廃系のもろみが連続して搾りになります。吟醸はもろみポンプを一切使わない全量柄杓汲み。最後には握力もなくなって、「はあ〜」って感じ。今日はたまたま、首都圏から蔵見学があったのですが、吟醸を袋吊している関係で、蔵内の案内が出来ずに、座敷にてミニ酒宴。そして、これもたまたま、先日取材を受けた放送がこの時間に。「浪江の冬の味覚」放送で流れたお漬物、評判がいいんです。

2007/02/18 、、、?  

  今日は安波祭。朝から冷たい雨が降っている生憎の天気。麹を室に引き込んだ後、祭の手伝いに神社に出かけました。 暖冬なのに、今日に限って、めちゃんこ寒い。祭典係として社殿で人の名前を読み上げるのが、あまりの寒さで口が動かないの、なんのって。中学の時の町縦断駅伝大会、雪の降る中の最長区間(13km)を思い出しました。あの時は、死にかけた。。。
 でも、さすがは樽神輿。海に入り神輿をもんでいました。海の男の心意気。さすがです。そして来週日曜日は、浪江権現堂地内で「裸参り」が催されます。こちらは、火伏せを願い、寒風の下、冷水を掛けられる、、いや、掛ける祭です(掛けられる人間は決まっていますが、掛けるのは自由参加)。興味のある方は、浪江町役場まで。浪江って変わった所です。

2007/02/16 普通酒、  

  第2仕込クール、普通酒のタンク火入れを行いました。日中、あまり気温が上がらない好条件。暖かい日が多く、悩んでしましたが、生貯の酒も増えてきて、本日決行。無事、タンクに収めました。今年は、山廃の普通酒が2割ほどのブレンド。早くて夏ぐらいの出荷になりそうです。
 本日から、小売店さんの店頭にて「季造り 中汲み純米」が並んでおります。季節のお酒です。お早めに。明後日は、請戸に春を告げる祭り、「安波祭」が請戸地内にて催されます。是非、来請?してください。

2007/02/11 やっと、  

  寝れるうう!吟醸仕込のクールを抜けました。今日は、YK35の留仕込。相も変わらず、暖かい日々。今日も冷え切らないなあ、、と思っていたのですが、蔵内9℃という極めて厳しい条件だったにも拘らず、空気が乾燥していたおかげで、7〜8℃まで蒸し米が冷え、YK35は5.8℃、試験醸造の山田錦35は6.1℃に仕込むことが出来、無事に仕込むことが出来ました。どの酒でも同じですが、仕込んでしまえば後の操作は、温度管理がメイン。乱暴な表現ですが、酒が出来てしまいます。酒造りにおいて「仕込む」までが、直接人の手を加えられる タイミングなのです。従って、造り手は後悔の無い様、仕込むギリギリまでもがくのです。今日はどうであれ、掛下げに出来ずとも、冬乾燥の蔵の立地に助けられました。これが酒のニュアンスになっていくものと感じています。

2007/02/08 YK35  

  精米歩合35%の山田錦と、、通称・熊本酵母(協会9号)との組み合わせをYK35といいます。最近は、あまり聞かれることはなくなりましたが、昔の大吟醸の本流といってもいい位、定着していたものと記憶しています。多くの杜氏さん、蔵元がより高品位の大吟醸を醸出すべく、YK35で理論や技術を磨きました。その時代、中学生の頃 でしたか、家の冷蔵庫に保管してあった銘醸蔵の酒たちのほとんどがYK35で初めての出会いでした。それから中学生は親の目を盗んでは冷蔵庫のコレクションに向かうのです(今 となっては、してやられた感)。未だにその時の興奮は忘れられません。 

2007/02/02 今日は、  

  山廃シリーズ最後の1本、農林21号の仲仕込を行いました。今日は室への麹の引き込みもなく、久しぶりの冷え込みもあったため、仕込みも早く終わり、器具・道具類の殺菌・消毒、蔵のデッキがけ掃除を行いました。先に仕込んだ雄町45の山廃純大も順調に高泡形成期に入り、軽やかな芳香を立てています。山田錦45山廃純大は動き出したところ。そして、いよいよ、今日から眠れない日が暫く続きます。華吹雪50に、山田錦35が試験醸造分も含めて2本。最後の山場です。ここまでの造り中は風邪などひかずに来れました。なんとか、このまま乗り越えられればという思いでいます。

2007/02/01 少し、  

  嬉しいことがありました。昨年末から切らしている純米吟醸。現在、昨年度醸造酒の熟成を待って出荷という段取り。晩酌時にこの熟成の確認のため、少し頂きました。昨季、結構気に入った麹が入ったモロミの1本で、麹造りに込めたニュアンスが感じることが出来る酒となっています。今季は、暖冬のために、これからの速醸吟醸の仕込みに多少の迷いがあったのですが、このおかげで吹っ切れました。昨年の自分達に感謝です。

2007/01/23 雄町  

  の山廃純米大吟の仕込が始りました。蔵内は6℃。暖かい朝の仕込にも慣れてきました。昨夕、米沢の同級と電話で話したのですが、雪深い彼の地でも田圃に雪がない状態とのこと。一体どうしたことか、 まず、これからの冷え込みは期待することが出来ません。仕込みも、この超暖冬に併せなければならず、例えば仕込配合等、仕込みのギリギリまで変更するかどうか、悩むことが増えそうです。

2007/01/21 昨夜は、   

  たまたま、吟醸麹と搾りの水船が重なったため、睡眠時間が3時間。その前夜も3.5時間。休むのも仕事の内と、日曜日の昼休みは幾分長めにしているので、今日の昼休みは寝るぞ!と、気合を入れていたのだが、油屋のW君が遊びに。「こんな訳だから、ごめん、勘弁。」とお願いし、用事も最小限に。W君、今度はキチンと応対しますので、よろしく。その後、茶の間のコタツにて爆睡を決めようと思ったら、都道府県対抗男子駅伝。今井君が気になる。ウツラウツラしているのだが、中継所でいちいち目が覚めてしまい結局、見てしまう羽目に。W君、ホントにすまん。
 農大がまだ、箱根に出ていた頃の山のエース、佐賀の飛松選手がごぼう抜きで、一気に3位でゴールに飛び込み、そのまま区間賞ゲット。今井君は17人抜きで、区間3位。これを見届けたところで、昼休みの時間制限はいっぱい。ああ、駄目人間。 

2007/01/20 2006年  

  12月分の最後の仕込、石田さんの特別栽培米「夢の香」、中吟醸の搾りを行いました。夢の香の酒は、柔らかくやさしい味わいが特徴ですが、今回搾った酒は、その特徴と併せて、「ピシッ」と切れ味の鋭さが同居する、当初描いたイメージに近い仕上がりとなりました。熟成が楽しみな酒質です。
 この搾りを終えて、暫くの間、搾りはお休み。この間に試験醸造レベルの仕込を入れ、吟醸を6本仕込みます。雄町45・山田錦45は今まで通りの山廃仕込、華吹雪50も昨年と変わらず速醸での小川酵母で。変更と言えば、山田錦35を小川酵母から、昔のスタイルのYK35の純米に戻して、熟成により増す、品位を得る造りに挑戦したいと思います。以上、鑑評会を目標にした造りは今年も行わないつもりです。いや、でしたが、今年は永年温めてきた試験醸造レベルでの小仕込で、ホントに久しぶり!となる全国鑑評会への出品を目指そうと考えています。試験投球的試みです。 

2007/01/17 くま  

 齢のせいか、目の下のくまが目立つというか、抜けづらいというか、気付けば常駐状態。対の二匹の熊が目の下で冬眠中。この時期しょうがない。
 昨夜、筑紫さんの23、ゴア前副大統領を囲む座談会的な番組がありました。テーマは、温暖化を中心にした環境問題。視聴された方も多いと思います。 稲作(農業)や酒造りは、四季の移ろいのリズムを感じ 、対話しながら、細やかなニュアンスが醸成されるものと勝手に感じています。たまには造り手のエゴを介入させたり、、、。
 もし、このまま温暖化が極まっていくこととなれば、それまでの経験に頼る手段もなく、前向きな表現で、「新しい米・酒造り」に挑戦しなければならない状況に直面することになるかもしれません。いいことか、、悪いことか、、そこまで急激な環境変化は、あるともないとも言えません。将来、酒造りをしている限り、目の下の熊は冬眠中に違いありませんが。

2007/01/15 連日、  

  最低気温を記録しております。保温の手当も必要となってきて、気温が、ようやく季節に追いついてきた感じ。今朝は、純米の添え・仲の仕込み。先に仕込んだ純米モロミの温度経過も、冷却操作をするまでもなく、低温型にハマっています。小川酵母独特の香が蔵内に漂っています。
 さて、今季より取り組んでいる製麹時間の延長。麹室を少し改造しただけですが、それに飽き足らずというか、得意のローテクで換気効率を向上、結構これが効果をあげています。総破精と突破精の中間で、「はっきり、しっかり突いて入っている」、味は「締まり加減で香りがあり、上品さを感じられる持ちのよい甘と強い味わい・そして独特の○○(これは内緒)」を造り当初にイメージしていたのですが、現段階で思うなりの麹が出来上がってきています。麹室改造とこれに合わせた製麹操作になったため、当初は一日のリズムを取れなかったのですが、搾りの作業が追加された年明けからは、皆の頑張りもあって、一日がスムーズに流れるようになりました。純米仕込のクールも中盤に入り、益々精度を上げて佳酒醸出!今、注意すべきは風邪菌(体調管理)です。

2007/01/11 朝焼け。  

  今朝の始業時から、何となく、いい朝焼けになりそうだな。と、そんな雰囲気があった東空。丁度、蒸かしの、抜け掛け作業している時に煌びやかな朝日が差してきました。冬の時期に何年も早起きをして気付くことが、この時期の朝焼けが美しいということ。年明けの今時期、美しい朝焼けを期待し、朝の小さな楽しみになっています。
 私がここ請戸で見た一番綺麗な朝焼けは、7月下旬に見た朝日。薄い青空に幅の広い虹様のグラデーションが、時間の経過とともに変化し、全てのものが同化したように錯覚するほどの美しさ。美しい!というより、自然の偉大さというか、大地の脈動を感じ、ゆったりと幸せに包まれた時間でした。考えれば、冬至・夏至の前後は綺麗な朝焼けが出現する条件が揃っているのかも。
 作業の関係上、写真を撮る時には既に昇りきってしまったお日様。残念。この後、雪が山から飛んできました。竿には麹屋さんの洗濯物。さすが。

2007/01/09 純米  

  の1号モロミを今日留めました。純米の仕込のクールに入って、冷え込みは来ているものの、それでも例年より3〜4℃高く、やはり暖冬です。次の吟醸のクールまで冬が残っているのか、いささか心配。 

2007/01/06 趣味ネタ  

  今日、配達先の小売店さんのお客様と、つい釣り話。ということで、趣味のアイテムが仕事に活きている?編。知っている人しか分からないので悪しからず。
@MTBのチューブ
 これは競技用でパンクしたものを流用。何に使うかというと、酒母タンクの保温マットやカバーを留めるのに便利。それもどちらかといえば、DHのヘビー系が良い。クロカンチューブは経年により伸びきってしまうこと多々あり。8年ほど前まで本気で競技していたことがあり、たまたまその時のパンクチューブが未だに現役。26インチという大きさがグーかも。同業の方、お試しを。ちなみに、モト車の前チューブはかなり気合が必要です。後用は無理です。
APEでシュッ!
 いきなり商品名です。釣りの、疑似餌用の大物釣りをしたい繊細な飛ばし屋系が愛するアイテムです(私がそう)。要はフッ素コーティングスプレー。蒸した米を冷やす機械を放冷機と呼びます。そしてこの機械にはクラッシャーという米粒が付きやすい作動部が何箇所かあります。一応、蔵の機械のホッパー部のクラッシャーは本職の業者さんにてフッ素加工したものを使用していますが、そうでない作動部は非加工。ひょっとしてこのスプレー効くんじゃない?ということで、半信半疑と高価なスプレーで私物ということで、軽くしか吹いていないものの、この一ヶ月不具合がないどころか、業者さんの加工とも遜色ない(かなり言い過ぎ)かも。結構、満足しています。ただ、高価なこともあって、最近気になっているのが、モータースポーツのケミカルメーカー「ワ コーズ」のシリコン系スプレーが代用できるのでは?と落ち着きません。でも、シリコンだからヌルヌルするのかな。同業の方、どうか、お試しを。
Bキッチンタオル
 結婚するまでは、結構料理が好きでした。キッチンタオルのあの大きさ。あの凸凹。この全て?がモロミ分析用の「ろ紙」として最高の性能を備えています。試験用ろ紙以上の性能です。そして、何より安価です。各メーカー、さまざまな商品がございます。同業の方、お試しを。

2007/01/02 出初め式  

  明けましておめでとうございます。今日、海上では請戸漁港所属漁船の 出初め式が行われました。天気は快晴。風もなく、絶好の日和。何故かBGMは昔から軍艦マーチ。久しぶりに出初め式を見た友人が、同級会でこれを話題に 。地元にいるということは、案外こういうことに気が付かないことなのかも。おまけに今年の出初め式は、環境保護のためか、恒例の漁船からの「みかん投げ」も自粛。正月早々、現実を突きつけられ、正月気分も冷め加減。そのあと、隣町出身の今井君の箱根激走!で正月に後戻りです。今年も、よろしくお願いします。

2006/12/30 蔵人さん。  

  が帰省しました。その間、蒸かしは何度かありますが、逆にこちらに帰省する叔父達に期待? 

2006/12/27 いやいや、  

  暑い一日でした。さすがに太平洋を上がってくる低気圧。朝の蔵内温度は、12℃。あらかじめ冷水をまわしておいたので、そんなに慌てなかったのですが、モロミの発酵はモロミの上面、トップスペースの温度にも影響を受けます。明日、同じ様に蔵内温度が高く内容成分が進みそうなら、冷水ジャケットを少し上にズラしてみようと思います。山廃酒母は、強気に暖気で攻めまくった後、打瀬期間の酒母を含め、がっちり氷で冷やしております。まったくの異常気象、この低気圧のため、海は大時化。2〜3日間は出漁は見込めず、年越しの魚は一体どうなることやら。

2006/12/26 年内最後の  

  モロミの留仕込を行いました。モロミは石田さんの「夢の香」中吟醸。そして最後の山廃酒母の仕込、山田錦を仕込みました。朝の早いうちはソコソコ冷えたので助かりました。海上の低気圧の割りに日中の気温が上がらず、これまた助かりました。とりあえず先に仕込んだモロミは冷水で冷やしておりますが、、、。
 例年だと30・31日まで本仕込を行っていたのですが、今年は余裕を持って今日が2006の仕込留。明日から年越しまでは、早いうちに蔵仕事を上げ、道具の手入れ・洗浄・殺菌を行いながら、出荷を手伝います。モロミ5本、酒母9本で年を越して、年明けに控える2クール目の仕込、純米の仕込に備えます。

2006/12/24 雄町米  

  の山廃酒母を仕込みました。朝の蔵内温度は9℃と、相変わらず暖かい朝です。おまけに今日は、普通酒の留仕込の日。水をシャーベット状態まで冷やして、何とか予定温で仕込むことが出来ました。
 出荷場では、御神酒の瓶詰作業。年の瀬の作業です。

2006/12/23 ダブル  

  レインボー。麹屋さんが洗濯。「麹屋さんが洗濯すると雨が降る!」という強烈なジンクスにより、細かく弱い溶けた雨雪が飛んできました。丁度、西日を背負う格好で、東、海の方向に二重の虹が、ほぼ完全な姿でかかっていました。いいことあるかも。麹屋さんの洗濯は今年、全敗です。こちらこそ、何かありそうです。

2006/12/21 漁協  

  に通う日々(氷買い)です。暖冬のため、冷温器、酒母育成にて冷温器代わりの暖気樽が大活躍。昨年、山廃酒母のため揃えた暖気樽が役立っています。そして、冷却効果と氷持ちを良くするための塩。これはかなり効きます。蔵見学の折に「塩は何に使うのですか?」と聞かれることが多いのですが、こういうことです。決して酒・モロミ等に入れたりはしておりませんので、ご安心を。
 山廃酒母、一昨日あたりから、ナレてきました。実習にて詰めている学生は、まだ感じていない模様。暖気入れも本格的になってまいります。

2006/12/20 早いもので、  

  12月も下旬。泣いても笑っても、2006もあとわずか。そろそろ年賀状でも。とか思うものの、全くの手付かず状態。駄目人間になっています。練り粕、最近なんだか出ています。
 今日、農林21号の山廃酒母を仕込みました。気忙しく、忙しい年の背に向かうこれから、二日おきに山廃酒母の仕込をしていきます。呑気な仕込計画で大丈夫だろか?時間は平等です。
 夕飯時、請戸の通称「えっちがに」がでました。夕食後、控えている麹の「切り返し」作業のため、今回は我慢。

2006/12/19 腰痛にて、  

  伊藤君が休む。仕事で?と尋ねれば、家でギックリとか。少し冷えてきたところですし、皆さん気をつけましょう。ヘルニア持ちの私も腰痛には充分気を付けております。腰痛体操にストレッチ。体の柔軟性をいかに維持するか、この腰痛持ちの命題、年を取る度に難しくなってきました。とりあえず、痛い間は無理は禁物。伊藤君が少し心配。

2006/12/18 リベット打ち。  

  麹室の改造のために使わなくなったアクリル板。これを綿洗い機の蓋として二次利用しようと、アルミのアングルにリベットを打つためのリベッターを(その他、補修したいところもあって)車屋の同級から昨日、借りてきました。
 借りた直後に緊急の用事ができ、手を掛けることが叶わず、日曜である休業日にリベッターを返せなかったため、今朝方、朝食後の空いた時間に製作。
 リベッター、とても便利な道具(使用頻度はとても低い道具でしょうが、、)です。プロの道具ということもあってか、きれいに仕上がりました。出来上がりのイメージは、機動隊が2002ワールドカップ時に「フーリガン」対策で準備したアクリル板の盾です。

※綿洗い機の蓋―麹屋さんがどこからか拾ってきたダンボールを蓋として代用。みすぼらしいので私が捨てると、また何処からか麹屋さんが融通して来る、の繰り返し。この7年間の小競り合いに、今年こそは終止符を打ちたいと思っていた。

2006/12/17 鳴き。  

  どうもこうも、ここしばらくは暖かくて仕込にも苦労しております。言うまでもないのですが、かなりの暖冬。参っています。冬の音である請戸橋の「鳴き」はいつ聞けるのでしょうか?ここ最近の気温に私は「泣き」をいれていますが、、、。

2006/12/16 炎のラーメン職人。  

  本職ではないながらも、従姉弟が絶賛するという叔父のラーメン。話だけでは、味が分からない!ということで、ついに家の台所で作ってくれることになり、今日、東京からラーメン帰省。大きなクーラーボックスに、「いやしこ」達の期待は膨らむばかり。明日のお昼が楽しみ。東京農大の実習生を含めた14人分、大変でしょう。一番喜んでいるのは、賄い方の嫁さんに違いありません。

2006/12/11 今日から、  

  米洗いが本格的に。添え・仲麹の洗いです。甑(蒸かし)も、明日から大サイズを使用するので、初めての仕事の伊藤君は目を白黒。少し、プレッシャーを感じている様。というか、かけている。今季、化粧直しをした放冷機。気分一新。
 「しぼりたて」の仕込から、仕切り直しの酒母の仕込。今日、再開後1本目の「分け」をしました。そのための冷却用の冷温器に詰める氷を買いに漁協へ。昨年から同じく漁協の氷自販機が壊れ、その後回復しないため、 一本ものの氷柱をクラッシュして貰う。この方が氷の持ちも良く、途中、氷を換える手間も無くなり、幾分値が張る氷のほうがお徳かも。さすがは鮮魚用。

2006/12/10 雄町の  

  45%磨き、精米が仕上がりました。続けて山田錦を45%に磨きます。寒くなーれ!
 今日は、「しぼりたて」以来、添え麹の蒸しもあって、いよいよ本仕込みになります。現在、速醸酒母を5本立て、このあとの10日間で山廃の酒母を5本立て、年内には他も入れて計14本立てます。いつものことながら、山廃の酒母を仕込んだ1週間後あたり、つまり、暖気入れが始る頃が、本仕込みも出荷も忙しく、最初の佳境となってきます。とりあえず、今の風邪を治して、乗り越えねば!というところです。

2006/12/9 水引。  

  酒米の栽培をお願いしている一郎さんに9月、初孫が誕生しました。名前は、「康太(こうた)」君。内祝いにお酒を使いたいとのことで、特別にオリジナルラベル、手結びの水引を誂えました。結構イイ出来。この水引、さまざまな結び方があるのは知っていましたが実際にしてみると大変。結局一番簡単な結び方となってしまいましたが、今後、時間と機会があれば難易度の高い結び方に挑戦したいと思います。日本の伝統様式、奥深いものです。
  

2006/12/8 松尾様。  

  家の人間、祖母以外、ダウンです。原因は「ノロ」と思われます。大正の人間は強い。。。

  「ノロ」の症状はかなりきついものです。今日は、旧相双酒造組合の酒造安全祈願。相馬中村神社まで出向いて、その後酒飲みの予定でしたが、調子が悪く欠席。体調不良で酒飲みを欠席したのは生涯初めての経験。悔しいので、中村神社に祀っている酒造りの神様、「松尾様」(昨年、撮り損ねた)の写真を見てください。立派な立ち姿です。
 髭を蓄えた男の神様です。

2006/12/7 中吟。  

  大熊町、石田さんの「夢の香」、酒母麹を今朝方蒸かしました。今年は55%磨きの中吟で、仕込のスケールもこれまでの試験醸造から解脱。年内に仕込もうということになりました。昨日、一発勝負の浸漬もうまくいって、上々の滑り出しです。 吟醸系の浸漬は気を遣います。
 午後一番から、読売新聞の東北地区欄の取材がありました。5人の談話をまとめるようです。各人、好きなことを言っていたようですが、、、少なくとも気は遣ってはないようです。編集に頼るしかありません。
 夕方から、純米大吟用の雄町の精米を始めました。低温が続きそうな雰囲気。穀温10℃前半での精米が肝です。これが終わったら、山田錦の精米に入ります。これから吟醸の精米がしばらく続きます。精米でも、やっぱり気を遣います。

2006/12/6 冬タイヤ 

  今日、会社と家の車のタイヤを全て、冬タイヤに換装しました。「いつでも雪よ、来なさい!」とはいっても、そこは浜の人間、冬の会津に行ったら、おとなしいもの。雪道には全く慣れていません。何年か前、経験したことですが、深い轍が三本しかない細い雪道、そこに対向車が来たらどうしますか?
 午前中、「しぼりたて」の瓶詰をしました。うすにごりの詰めている風景が綺麗でした。

2006/12/5 今朝は 、 

  とっても寒かったあ!霜柱、大変なものでした。今日、蔵では明日の「しぼりたて」の瓶詰に備えて滓引き等の作業に追われました。先に注文を頂いた発送分だけ明日の出荷。配達分は明後日、7日からのデリバリーになりますので、それぞれ店頭には7日の日からお目見えとなりそうです。
 ここ2日ほど、山には雪雲が掛かっています。会津のほうは日曜から雪が降ってるとか。こちら請戸は、同じ日曜に軽く飛んで来たくらい。明後日は降るらしいので、麹蓋の点検と洗いのピッチを上げなければいけません。

2006/12/4 搾り  

  今日、「しぼりたて」を搾り上げ?ました。ちょっと、粕が多いかな?と思っていたモロミも搾り途中の積み替えで、例年並みかな?という感じ。当初、硬めと思った米質も終盤のモロミ持ちが悪く、今季の洗米、浸漬には気を遣いそうです。
 熱源を変えた麹室、なかなかイイです。天窓を今までの3〜4倍ほど開けていますが(まだ酒母麹で量が少なく、さほどの開放度ではないけど)、安定感(温度)は天晴れです。できあがった麹も香が高く、いい感じです。今季は温度のチェックをして、来季は天窓を改造するかな?早くも欲が出てきました。

2006/12/2 初搾り  

  「しぼりたて」の搾りです。12月4日の出荷を目指しておりましたが、6日か7日になりそう。酸がしっかりしているのにやわみを感じる食中酒タイプです。暫くお待ちを。
 この酒を詰める透明瓶。このタイプは大手焼酎メーカーさんが使用している場合が多く、そのほとんどは洗瓶機を3〜4回転させなければラベルが落ち ない頑固ラベル。環境にかなりの負荷 を懸けています(これでいいのか!一升瓶はリターナブル瓶でしょ。)。落ちないラベルに洗瓶中イライラするより、同じ時間と人手を当てるなら、落ちるように前処理したほうが良いとなって、米の浸漬で使用する1,000g水槽3つにぬるま湯を張り、瓶を漬け込むことに。弟と二人で2時間ほどかけ1,000本(「で○○ん」ばっかり。)ほど、漬けました。さてさて、効果のほどは。

2006/12/1 もう、  

  12月です。忙しいのに今日は所属する消防団の新ポンプ車の引渡し式。新車の香はイイもんです。おまけに、操作はタッチパネル式の新型。凄い車が来たもんだ。

2006/11/28 今日から、  

  蒸しの再開、酒母の麹の蒸しです。しぼりたて時と違うのは、麹室の熱源が変わったこと。いよいよ仕切り直し、人員も揃って本番です。今年は、出鼻を雨にたたられるケースが多いような、、、。そういうことで、昨日未明から降り出している雨と低温を利用して、初めての純米吟醸用の「夢の香」を精米にかけております。こっちのほうは経過が良好、仕上がりが楽しみです。

2006/11/25 本日は、  

  放射冷却の効果もあって、よく冷えました。風も北よりの風で洗い物日和。ようやく冬っぽい風となってきました。朝から洗い物の準備は万端。10回目にはなる室の新しい道具の湯篭りをすすめます。かなり、木の香は抜けてきました。
 今日の夕方は、後ろの五十嵐家の結婚式のため、家人が4人ご招待。思いっきり飲んできます。

  十日市で子供が貰ってきた原子力発電のプラモ。経済産業省の印刷がデカデカと印刷されているのに、「MADE IN CHINA」って何?ただで配るっていうこともあるんだろうが、それでも、なんか変でしょ?経済産業省のエネルギー庁さん?エネルギーも外国依存ではありますが、、、。

2006/11/24 今日から浪江の町は、  

  十日市です。思い出すなあ、子供の頃。学校行ってる間からそわそわして、祭り中の3日間は誰と行って、誰に?幾ら?貰って?変な算段を立てていました。お化け屋敷のロクロ首(この頃、口裂け女が流行ってたっけ)、珍獣、サーカス、SL、動物ショーなどなど、鈴なりの露天を巡ったあとは、名店だったラーメン屋に大人子供関係なくカウンターに雁首揃えて味噌ラーメンをすする、店の奥は湯気で何も見えず、ラーメン食べたら、地場産品コーナーに居る父親のところに行って、ストーブに当たり怖いおんちゃん達の相手をする?そして、どうしても思い出すのは、何よりも、「寒かった!」ということ。雪が降り出す節でもあり、十日市は「寒さ」の中にある熱気が子供時分の私を熱くしていたのだと何となし、この年代になって気付く。
 今ほどカラフルでない25年前の黒っぽい群集が立ち上げる白い息の塊、その大人たちの壁を掻き分けて、ときめきながら夢を探す子供達の影。十日市は寒くないといけない!今年は昨年と比べても、最低気温3〜5℃も暖かいですが、、、。今の子供達は、違うんでしょうなあ。。そろそろ、お返しをしないといけない年頃となっております。

2006/11/23 勤労感謝の日。  

  今日は地元の鎮守である苕野(くさの)神社の秋の例祭の日。呼び出しの電話が鳴るまで気付かずに仕事に没頭。招待者より遅れて集合。格好悪いのなんの祭典係としてあるまじき遅刻でございました。それにしても今日はとても良い日。遅刻したくせに直会のお神酒を頂き、青空、そしてのぼりを見ていると仕事する気が失せそうです。でも、さっきまで蔵の柱、梁を拭いていた手が、どうしても雑巾臭く(石鹸で洗っても)、昨日の出荷で遅れている仕事を思い出し、二杯で中座することに。

2006/11/22 GINTAGE。  

  本日、出荷しました。今年は、山田錦45、雄町45、華吹雪50の三種類です。お店で見かけましたら、早めにゲットしてくださいまし。

2006/11/20 麹室の、  

  熱源交換が済みました。古くなった温床線の交換と、今季、新調した床のために熱源を強化しなければならなかったので、パネルヒーターという板状のヒーターに交換しました。 試運転では、枚数を多めに入れたこともあって、一時間半ほどで12℃の室温が30℃に。今までと比べものにならないほどの熱源強化となりました。熱源パネルの出力調整もできるのも強みで、造る麹の幅というか、懐深い麹造りができそうです。とりあえず早い慣熟が必要ですね。

2006/11/18 ようやく、  

  昨日の朝から、冷え込むようになりました。日中の蔵内温度はまだ10℃ですが、それでも、しぼりたて用の冷水機を一日中回すことはなくなりました。
 昨日から仕掛けていた瓶貯酒の移動が今日済みました。3日掛かると思われたこの作業を2日で切り上げることが出来、明日からはいよいよ大掃除に取り掛かります。瓶貯酒が出て行った後、蔵の空気が冬の空気に入れ替わるのを感じました(自分のスイッチが入った?)。

2006/11/16 津波。  

  昨夜、長風呂でのぼせた息子を介抱していると、何やらテレビが騒がしい。津波警報が県下沿岸に発令された模様で、まもなく消防にも出動要請が。顔色が青ざめていた息子の様子も落ち着いたのを見て屯所へ。 そして港へ。しばらくすると、若頭が潮位の変化に気付いた。20センチ強の満ち引き(10〜20分間隔)。押し寄せる時の水面は独特の水量で、波も起きない(港内で)。遠い ところの津波なので、気付かないうちにひたひたと寄せる感じです。とりあず、国内で大きな事故が無く、何よりでした。解散時間24時。

2006/11/15 しぼりたてのモロミ、  

  高泡になってきました。品温は13度弱。気温が高い日が続いているので、この温度を最高品温としてしばらく引っ張ります。

2006/11/13 今朝、  

  かなり冷え込みました。蔵内も6℃になって今季の最低気温を記録しました。つい数日前の「しぼりたて」の仕込みの時に、これだけ冷えてくれれば楽できたのですが、、、。今朝は寒かった のですが、今年は今のところ暖冬の気配が濃厚です。冷え込みが来ず、紅葉もはっきりせず、鮭の遡上も例年より遅い。おまけに、南洋ではエルニーニョが発生した模様。この冬、どうなることやら。
 夕方、雪虫が飛びました。虫も飛び出すタイミングを取っていたのでしょう。西の空は暗い雲。低気圧の影響で、明日、取材のため用意しければならない魚も船が出漁できず準備できませんでした。どうなることやら。

2006/11/10 しぼりたての留仕込。  

  を、夜に行うはずだったのですが、気温は?といえば、「ぬくい!」。仲の仕込だった昨夜も温くて、充分に冷やすことが出来なかったこともあって、変則的に明日、未明に仕込むことに。その間、仕込水・モロミともガッチリ冷やしときます。明日は3時起きです。

2006/11/5 浪江高校80周年、  

  の文化祭の会期中、農大醸造学科酒類生産研究室(今はこの呼称ではない。)の小泉先生の記念公演が行われました。先生には、研究室したり、同じ福島県人ということでお世話になった経緯があったので、是非、公演には 出席してご挨拶を!と、考えていたのですが、前日の支部の同窓会の総会で数少ない同学科卒の先輩のお陰で?先輩方を差し置いて、講演会での花束贈呈( 同窓会〜相双支部からの)をする運びになりました。 それにしても、高校生の熱気とは凄いものですね。最後席にて陣取って拝聴していたのですが、前半分(アリーナ席)の高校生の発する気は、明らかに確かに違うものがありました。 10代のパワーに勝てないということなのか?!。→そういう訳ではございません。。。
 それにひきかえ、小泉先生、12年前と変わらぬパワーに脱帽です。

2006/11/4 校友会。  

  大学の校友会、農大校友会相双地区の総会が「いこいの村 なみえ」で行われました。いわゆる同郷の同窓会ですが、今回が初めての参加。地元には多くの同窓生が存在するのは知っていたのですが、今回は初めての人ばかりで、さまざまな職種の方達と接することが出来ました。正直、驚きの方も居られました。私は一番、年下でございました。

2006/10/31 開通。  

  前回の低気圧の時に切れた電話線。修理をしてもらった直後の先日の雨以降、通じない状態が断続的に。この状態が日増しに長くなり、25日ころから、完全に繋がらない状態に。手持ちの機械的な故障を疑っていたのが、ADSLのランプも点滅状態ということで、NTTさんに調べてもらえば、やはり断線とのこと。久しぶりに繋いでみれば、またもHPのカウンターがゼロに。サーバーを借りている天下のOCNさん、ホントに大丈夫だろうか。とりあえずスパムメールの処理が大変でした。
 酒母は、今日6日目。明日、湧き付けを取る予定です。扁平精米のせいか、面がいつもより白いような気がする。

2006/10/28 バーナーが、  

  自動では動かず、パーツを取り寄せ、センサー(というものでもない)とリレー類を交換しました。今朝は好天、干し物日和です。蔵入りより晴れた日がなく、干し物がたまっていました。家ののような小さな蔵は一箇所づつ、洗っては干して片付けて、洗っては干して片付けての繰り返しなので、雨が降ってしまうと、次の仕事が滞ってしまいます。これが蔵入り直後だとなおさらです。 そして、その最低条件が、殺菌と速乾のため釜にお湯を沸かさなければならないということ。そのため、バーナーの作動は必須。7時には交換して、8時の作業開始に間に合わせました。
 亀の尾の稲こぎを午後から仕掛けました。3坪ほどの作付だったので、すぐ終わるだろうとタカをくくったのが間違い。経験したことの無い作業に手間取り、次第に慣れこそはしましたが、どうしても「藁が混じる」プラス、「粒が枝から離れていない」ので、これをクリアするには、あと二手間はかかります。機械の無い昔、米作りは本当に大変だったことでしょう。 米、「四方八方」と言った一大産業だった昔に思いを馳せてしまいます。ああ、酒造りとは!
 稲こぎ、幼稚園をしばらく病欠していた息子を連れて、嫁さんと作業をしましたが、息子に作業中二人、「よくばりじいさん」「よくばりばあさん」呼ばわりされました。あんまり、こぐ稲束が大きいとうまくこげないのです。似たもの二人をよく観察しているものだと、連れてきた甲斐?を感じました。

2006/10/27 亀の尾の、  

  種籾の乾燥も良い具合で、明日の日中稲こぎしようと冨永さんから連絡があり、千刃こぎ(漢字が分からん。とりあえずの当て字)を借りてきました。家にもあったということで、亀の尾の稲刈時に稲をまるく藁の体裁を整えるため本機を探したのですが、行方知れず。結局見つけたのは、とうみ(これも漢字が分からん)のみ。確かに、記憶あるものだけに何処かにあるはずなのですが、、、。明日、亀の尾の稲こぎをします。

2006/10/26 夕方、  

  今季初のもと立て(もとの仕込み)を行いました。搾り立て用なので、次のもと立ては一ヶ月ほど空いてしまうのですが。今日は温くて、加えて夜が雨の予報なので、冷却に関しては万端の準備?を整えました。

2006/10/25 やっぱり雨、  

  こう雨が続くと、地下にある釜の焚口が気になります。前の低気圧時には1mほど水没した焚口。今回はバーナーが入っているので、かなり気にしています。昨夜、寝るときは水は無かったのですが、高かった地下水の水位の影響もあって、3日も雨が降り続くとなると、さすがに 、今朝は20cmほどの水が湧いて?いました。排水用のポンプはセットしておいたので、只今、排水中です。
 先日の低気圧の時は大潮で、今回は小潮の潮回り。ただ、満潮・干潮の潮時は、ほぼ同じで、満潮の時は、もしものためバーナーを退避させるつもり。それにしても、この秋はよく雨が降る。私共にとって、一雨ごとに寒くなっていることはよいことだが。

2006/10/24 大安吉日、  

 の今日を狙って蔵入りしたのですが、天気は北からの横殴りの大雨。嵐。釜場にも雨が落ちてくる状態なので、雨避けにと濡れながらテントを張りました。 まったく、大安なのに初っ端から出鼻くじかれた感じです。明日は晴れなきゃあ、困る。でも雨ですね。今日、今季新調した実用新案?ものの引き込み台をフル活用するため、室の熱源強化を依頼しました。着工は、しぼりたての麹が出た後の11月中旬の予定です。
 昼一番に蒸し取りです。「夢の香」、今年から全て扁平精米の65%磨きです。今日一発浸漬の米質予想は「少し硬め」。軟いのも好きですが、「少し硬め」も好きじゃあ!。そして、初室、麹の引き込みです。以前の台より高くしたので、床揉みは楽になりました。しぼりたて、2本仕込む訳ですが、1本は従来どおり、もう1本は試験的投球でいきます。
 今月頭の低気圧で切れた電話線の修理が不完全(かなりのヤッツケ仕事だったらしい)なのか、電話は来るが、かけられない状態で、この奮闘記も毎日打ち込んでいるが更新が、ここ4日間、ままならない状態が続いております。切れた電話線、軽くテープで止めてるぐらいですから。

2006/10/23 明日、   

 朝一番に米を洗って夕方甑にて初甑になります。
 ひねり餅、祖母の見た夢。武士が何人も並び、出来上がるひねり餅を待っている。作るほうの祖母は能率を上げようと、ギネス挑戦の巻き寿司さながらに作る人が横に並んで、一斉に棒状にひねり、それを切って「ひねり餅」風の完成。しかし、並ぶ武士の数は増え、気を揉んで気を揉んで、しょうがなかったとか。おまけに腕が痛かったと言うが、普通は火傷が先ですから!残念!武士ネタだけに、、、。明日、ひねり餅を献上致しましょう。
 今日は、一日中、雨。製麹用の布類を洗っても乾かすところが無い。明日晴れるなら、夕方甑を利して朝のうちに洗っても間に合うが、明日も同じ天気らしく、仕方なく朝洗った生乾きのものを、清拭した麹室にて乾かすことに。 まず、明日の蒸し米の引き込みは少量ということもあり、過乾燥防止の意味もあってです。とりあえず、初室、引き込みの準備は出来ました。

2006/10/22 昨日まで、  

  家に居なかったことが災いし、仕事たまりまくり。初米洗いが明後日となり、もうギリギリのスケジュール。五日間、一人抜けていた蔵は仕事が進まず、朝から力仕事の連発。鈍った体が喜びました。

2006/10/21 飛行機。   

  17時ちょうど伊丹空港発、仙台行き。滑走路入りを待つ機内から、前の飛行機が着陸用の滑走路に停止していた。早く進まんかなあ。とか思っていたら、その飛行機目掛けて?着陸態勢の飛行機が突っ込んできた!!!思わず「あぶねえ!」と声を上げてしまった。着陸の飛行機は確かに、僅か機体を上げ、滑走路上の飛行機の上をかすめ着陸したのだが、それが当たり前だったのか、誰も見ていなかったのか、それとも幻覚だったのか、誰も私の発した言葉の真意?を捕えられずに、私を見るばかり。
 飛べば飛んだで、いつもと違う飛行ルート(多分)ということもあって、暗い地上を眺めていた。日中より、夜の灯り、人の営みを感じられる方が好きだ。昨日、誕生日だった息子の顔を思い浮かべる。
 20時に家に着いた。息子が飛んできた。一日遅れのプレゼント兼お土産ををあげ、一緒に軽い食事を取った。たまたま浜松に居る同級が帰省した事もあって、9時には手渡すものもあって焼き鳥屋さんに。

2006/10/18 兵庫県は、  

  広い。一時間は余裕を持って移動していたのに、ほぼ約束の予定時間に。それまで、兵庫県のイメージは、神戸とか、灘とか(職業柄)の都市部のイメージと、吉川、東条の山田錦(これも職業柄)の産地・農村のイメージがバランスがよく取れていた(自分の中で)が、昨日の同期のところで、かなり農村と言うより、山村に傾いた。今日、午前中の訪問先は、梅田より約60分。開発された住宅地が背負う山を越えると、里山広がる田園風景。人の意識で左右される景色が、通勤60分圏内にあるというところが関西の奥深さ。ばらつきが多いといいましょうか、面白い人が多いわけだと個人的に思っております。はい。

2006/10/17 前の、  

  会社の同期と結婚式以来の再会。ズウズウしくも宿まで借りた。寝ながらの会話を特技として持つ彼が、欠伸をしたらまったなし。時間を見ると納得。久しぶりの再会は、惜しい過ぎるほど時間が過ぎるのが早い。彼と奥さんと子供達にも感謝。鹿の鳴き声に 、車窓で山田錦が見れた。今日から久しぶりの関西入り。

2006/10/14 最低気温、  

  日々更新していますね。今朝は外気温8.5℃。仕込をできそうな冷えがやってきました。市夫社長、蔵の屋根のコールタール塗り、いよいよ佳境に入ってきました。

2006/10/13 おとといから、  

  昨日まで、泊り込みで福島。燗酒セミナーのお手伝いと、市販酒調査の利き酒をしてきました。帰り、年なのか夜の運転が疲れる。対向車や、バックミラーの光で目がしんどい。少し悲しくなりました。 歳から言っても、人生折り返し?です。
  冨永さんの「農林21号」、石田さんの有機、「夢の香」入庫しました。いよいよです。
 日ハム優勝です。学生時代、パの黄金カード「ロッテ対日ハム」をよく見に行きました。試合途中でも好きなところに座れるので、 どちらを応援するわけでもなく、ただの暇つぶし、いや、いつもお気軽な観戦だったのですが、 ドームでの最終戦だったと思います。確か病気を患いそのシーズンで引退表明をしていた投手(名前は失念)がわずかなイニングでしたが最終登板。ゲーム終了後、大沢監督がマウンドで土下座し、ファンに何度も最下位を侘びるシーンがありました。意気に感ず、と言いましょうか、一線で活躍した引退投手のため花道にもなる舞台を与え、ファンのためにも別れの機会を与えた大沢監督。親分と呼ばれ、男気溢れる監督にやられました。その時から、日ハム好きです。阪神には敵いませんが。個人的には「阪神・日ハム」戦を期待していました。とりあえず、祝優勝!
 もう一つ野球ネタ。昨日は秋季高校野球東北大会の決勝戦。県代表の高校が勝ち進んだ。その決勝の新聞に載った写真がひどい。場面は、1-0で県代表のリードで迎えた9回2死1、3塁。最後のバッターの当たりは1、2塁間のゴロ。写真は、ベースカバーに入ったピッチャーが送られたボールを捕球し目視でよく確認してベースをしっかり踏んでいる。その時のバッターランナーは滑り込むも、ベースまで丁度ベース一個分、指先が届かない状態。を捕らえています。しかし、判定はセーフ。アウト崩れで同点となり、延長になったところで、勝ち越され負けてしまいました。アウトなら即ゲームセットで県代表の優勝。しかし、同校は抗議せず、判定に従ったとか。高校野球ならではの爽やかさです。春のセンバツ出場を確定していた両校の対決だったのがせめてもの救いです。 

2006/10/10 先日の低気圧の影響?、  

  か、地下水の水位がやけに高い状態が続いております。和釜の焚き口は地下になるのですが、ここに水が1メートルほど溜っております。 ポンプで汲み上げる毎日がしばらく続きそうです。今まで経験が無いだけに、少々戸惑っております。9月頭の雨無し台風(一時ハリケーンだった奴)と今回の低気圧と、この一月の間に、「異常気象」と簡単には片付けたくはない、経験したことの無い「高潮」と「高波」をもたらしました。とりあえず、早急に堤防を直さないと次の台風、持ちこたえられそうにありません。南では、台風18号が発生した模様。 今日は天気も良く、海は凪いで居ましたが、この先、また、冬の天気はどうなるのでしょうか?

2006/10/09 今日は、  

  祖父の七回忌。親戚が集まっての法事を行いました。嵐のあとの晴天ということもあり、空気も澄んで、清々しい澄んだ空気です。そういえば、葬式の時の天気もよく似て、よく晴れたなあ。晴れ男の思い出話に場が和みました。合掌。

2006/10/07 低気圧、  

  最強の低気圧でした。本日朝までには落ち着くと思われた雨・風が弱まらず、加えて大潮で、満潮時は河川の水がはけず、地区内、低地の道路は冠水し、田んぼは海のような状態。 港に至っては、高潮の影響も出て、岸壁まで海水が上がる状況となり、船が岸壁に乗り上げないよう、エンジンを掛け岸に近寄らいないように対処する漁師さんが目立ちました。河口も、高潮の影響で15時過ぎの満潮時には、大きな波が幾度か押し寄せ、堤防を削っていきます。水際に住む人間にとって、今回の低気圧は、さまざまな条件が合致して起こる自然災害の怖さを再認識させるに充分なものでした。

2006/10/06 今日は、  

  息子の幼稚園の遠足。しかし、朝から横殴りの激しい雨が降ります。大雨洪水警報が発令される状況で、遠足は中止。それでも今日のおやつと弁当の時間は、きっと楽しい時間にな ったことでしょう。
 この雨、沖合いにある二つの台風が影響して、明日いっぱいは続く模様。これだけ雨が降ると、しばらく晴れなければ、機械が田んぼに入れず稲刈りは出来ません。酒米の稲刈りは済んだのですが、一般掛け米となる「チヨニシキ」の稲刈りの予定は立たない状態です。
 昼から大雨・洪水・暴風・波浪の警報四点セットから、高潮・雷注意報が追加。雨どいが飛ばされたり、アンテナが傾いたり、満潮時には潮水が岸壁に上がってきたりと、注意が必要です。朝から、今、夕方のほうが雨・風ともに強まり油断はなりません。皆さんも気をつけてください。消防の出動要請が出たばかりです。

2006/10/04 明日から、  

  隣町の今泉海岸で、サーフィンの世界大会が開かれます。国内大会は浜通りで何回か開催された事はあったのですが、世界規模の大会は、浜通りでは他スポーツでも開催された記憶はありません。初?世界大会、興味が湧きます。あちらに配達がある時は、覗いてみようかな。今日、税務署に行ったときに、近くを通ったのですが、まだ案内看板などは出ていませんでした。ほんとにやんのかな?
 その税務署にて。今季分(今度の冬)の製造申請をしてきました。今季も昨季と同じ仕込本数ですが、細かい仕様変更に伴い、仕込配合の更新も同時に行いました。10月24日(大安)から、今季の製造が始ります。

2006/10/03 田んぼの風景は、  

  稲刈りもすすんで、寂しくなってきました。稲刈りの済んだ田んぼでは、取り残された蛙やイナゴを狙って、鳥達が目立ちます。今日、「夢の香」の稲刈りが完了。あとは、「チヨニシキ」のみとなりました。先に籾摺り乾燥の澄んだ酒米は農協に入庫。等級検査を待ちます。
 麹室の台を新調したことで室の中は、5年の枯らし材を使用したものの木の香りが充満。湿気を呼ぶ秋雨も落ち着きそうなので、昼からは室の扉の網戸作り。にわか大工です。網は漁協で調達。海の男酒らしく?、白魚漁の目の細かい網です。飯取り布にも使えそうな感じもあって、残った布で試してみようかなとも思っています。出荷が一段落した午後から、今度は弟が、蒸し米を冷やす放冷機の再塗装のための下地処理を行いました。この頃の稲わらの匂いとか、収穫された米の様子とか、造りに向けて、いろいろ準備するものが出てきて、テンションが少し出てきました?。

 今季の初米洗いを今月末に予定しているので、昨日、相馬に配達があったついでに酒造免許を交付する関係機関に書類を取りに行きました。
 「今年も作るのですか?」といういきなりの言葉に、「???!」何を意図した質問か、いくつも用意できる返事の選択をしているうちに、「いや、今年もこの時期になりましたね。一年は早いですね。」と補充された。日本の国は何処へゆくのか、まずは、「美しい」田んぼでも見てください。

2006/10/02 五百万石、  

 昨日、10月1日は「日本酒の日」でしたが、今日、10月2日は「豆腐の日」とか。なにか、コラボでの会が出来そうな感じ?です。
 酒米の「五百万石」の乾燥が終わりました。酒米の稲刈りが残るのは「夢の香」がわずか4反分です。ここまでの、夢の香の収量は8〜9俵と、収量的には申し分ないのですが、身の充実は幾分不足気味なものの、粒揃いは揃っています。「夢の香」の稲刈りが終わると、「チヨニシキ」で地元での契約栽培分の米の稲刈りは終了です。

2006/09/28 今朝は、  

  清清しい秋の朝。とても気持ちの良い朝でした。そういえば、ついこないだ、以前紹介したジャズバー「グレコ」さんでの太田惠資(おおたけいすけ)さんが、NHK教育に出ていました。息子がテレビを見ているなあと、思っていたら、聞き覚えのある音、そこには太田さんが。その場面しか見れなかったのですが、子供達が日常の道具を持って思い思いの音を出して太田さんが添う。画面の子供たち、とても気持ちよさそうでしたよ。息子も太田さんの音にハマっていました。

2006/09/27 台風並み  

  朝、雨風の揺れる音で目が覚めました。東風が強く雨も勢いよく吹き付けます。台風並みの低気圧。10時前から落ち着きはしましたが、ペンキを塗る予定で、屋根下に入れといた小タンクは、横殴りの雨でひどく濡れてしまって作業は順延です。

2006/09/26 稲刈り。  

  本日、残った亀の尾の稲刈りを行いました。種籾用の小さい田んぼだったのですが、どうしても稲刈りをしたい両親と、嫁さんの4人での作業で、仕事はあっという間に終わりました。刈った稲はハウスに運び込んで、自然乾燥の木がけをしました。あとは手作業での脱穀です。
  昼からは、実に4年越しとなった農林21号の稲刈り。機械で刈る冨永さんのお手伝い・角刈りをしました。来年の種籾を確保して、仕込みに使う残りの米は乾燥機に入ります。明日の空模様が心配で 、1日繰り上げの稲刈りとなりました。

2006/09/25 会津にて  

  所要にて会津入り。夕方、あっ君の案内で、会津ラーメンを食べに行くついでに、車窓にて酒蔵巡りを決行。若松の土地柄、酒蔵の数はとんでもなく、隣、軒を連ねるということも珍しくありません。圧倒的な威容を放つ末広さんの嘉永蔵、「時代の会津」を感じさせる建造物です。奥さんと寿一さんが入り口にて何やら相談されていました。
 帰路、三日連続の午前様のたたりか、熱が出て、途中の高速のパーキングでダウン。仮眠を取って家へと帰りました。車の通らない、夜のルート288は不気味です (昔、有名な怪談話があった)。旧都路村と大熊町の境の看板の上に、「生首がっ!」と思いましたが、とても大きなフクロウがとまっていました。ビビリました。 

2006/09/07 浪江町商工会館で、  

  旧相双酒造組合員の製造元4蔵が集まり、呑み切りを行いました。酒を飲みきってしまう行事ではありません。従来、酒は低温殺菌後タンクにて貯蔵されるものですが、その貯蔵中、タンクの呑み口(蛇口みたいなもの)を切って、酒を出し、熟成具合と微生物管理を行うものです。出荷管理において大事な作業なので、初めての呑み切りは「初呑み切り」とも言いいます。
 昼からは、県の鑑評会に向けて、酒の持ち寄り会を若松で行いました。他の3グループは先に行われていて、今年はレベルが高いとの前評判。審査役、楽しみでもあります。。 

2006/09/05 三代目。  

  前にも何回か触れているカブトムシ飼育。今朝、幼虫が産まれていることに気付きました。まだまだ親は健在で(皆1カ月以上生きています。)、幼虫は何匹居るか分かりませんが、確認できたのは8匹ほど。まだこれ以上居ると思われます。一代目の固体全てが、町内大柿地区にある一本の木から捕まえた虫なので、今年は虫取りを行わなかったこともあり、純粋に血を受け継ぐ芋虫共と言えます。こうなったら、この純血大柿05固体(なんのこっちゃ?)を守るため幼虫飼育を続けていきます。〜単なる言い訳ですが、、、〜
 
 晴天が続きます。 しかしながら、ハリケーンだった台風の影響で海は大荒れ。高波が一部堤防を越したため、急遽消防で土のう積みを行いました。港も冠水し、圧巻だったのが、高さ7メートルはある沖防波堤を完全に越す波。この防波堤の沖側にはテトラが3列入っているのですが、崩れる波の背が防波堤越しに見える有様です。河口も海の潮位が高い状態が昨日から続いているため、雨も降っていないのに、かなり水位が高い状態。これに、雨が重なれば水害の危険性が極めて高くなったと思われます。改めて、自然の脅威を感じました。
 夕方、北手の風が吹いてきた頃、寝ている亀の尾を起こしたほうが良いと冨永さんと話になり、こちらも急遽、株と株の間に棒を渡し、稲を別の棒で挟んで、茎折れ防止の対策を施しました。 今回も通りがけの青田好三さんに助けて貰いました。ホントに助かりました。感謝です。   

2006/09/04 久しぶりの、  

  昨日午前中、3週間振りにサッカーをしました。それだけ休んでしまえば、、体は前に戻る。盆太りの体が、横はいわずもがな、縦への抜け出しも拒みます。膝はガクガク。もつれる膝が抜けるような感覚で、どうにもこうにも真っ直ぐさえ走れない状態。おまけに昨日は、再開後初の試合。30分ハーフに、動けるはずも無いのに初ボランチ。炎天下が輪をかけたお陰で、試合後の同級三人での涼み(大人の 嗜み)だけが最高でした。→これで元の木阿弥。 

2006/09/02 亀の尾、  

  さすが、長茎種だけに寝始りました。「寝るのが当たり前だよ。」と言われても、う〜ん。好天続きで登熟が進んで、見る見るうちに擡げてきました。籾は、長軸が決まり、そのあとの天候によって、幅、そして厚さが充実していきます。最近の最低気温も16〜20℃と、昼間の日照によって蓄えた滋養を消耗することは無いでしょう。今日の昼間、取り残された?ミンミンゼミが一匹だけ鳴きました。二鳴きしたかと思ったら何処かへ行きました。多分、この夏の聞き納めでしょう。写真は、家に飛び込んできたヤンマ。運悪く息子の籠に収まってしまいました。 

2006/09/01 昨夜は、  

  晦日盆。送り火を焚き、夏とも別れです。そして今日から9月。本来なら今日は、荒れ日祭り。隣組にて毎年持ち回りで御宿が変わります。農家の方は、稲刈りの準備に既に取り掛かり、無事に収穫が出来るよう祈りも込めたささやかな祭りでもあります。良い秋でありますように。  

2006/08/31 8月も最終、  

  最後の日です。明日からは9月。今日は暑い日でしたが、カラッとして何気に過ごしやすい一日でした。空も青さが落ち着いて秋の雰囲気。庭の百日紅の花も咲き出しました。9月になれば、稲刈り。そして冬が始まります。その前に、米の出来が一番の気掛かりです。
 今日、昨日の夕方から仕掛けていた冷蔵庫の酒の入れ替えを行いました。4基ある冷蔵庫をフルに使うためのものですが、出荷管理をもう少しうまく出来れば、7月前には出来ていたかも知れません。  

2006/08/29 実は、  

  お盆中、井戸のポンプが逝ってしまいました。15年以上使用したのですから、天寿を全うしたわけで?、何よりその間、故障一つ無く、古ポンプには感謝の気持ちさえ湧いてきます。でも、こうした機械が壊れるのは、家では休み中というのが決まり。盆明けにポンプやさんに来てもらい、ようやっと今日、新しいポンプへの据え換えが終わりました。生活水を含め、全て自家水で賄うだけあって、新ポンプが来る15日間の日課の大事は、水揚げ。もう、やり方からして、タイムスリップ。時代が遡ります。祖母の話では、正月最初の水汲みは、「若水汲み」と言ってその家の旦坊が行う!とか、昔話にも花が咲きます。でも、昔の水 汲み(写真)は、また大変でした。
  まだ、30そこそこの私にとっての昔は、生まれる以前というふうに感じています。時代を区切るためか、十年一昔ともいいますが、皆さんの定義はどうでしょうか?  

2006/08/24 夏休み。  

 これから、仙台での東清協の集まりに出掛けます。仙台、暑いでしょうね。
 夜は秋の虫が鳴くようになり、桜・百日紅の落ち葉も多くなってきました。蟻が大物を運ぶ姿を多く見られるようにもなりました。でも昼間は、セミの声。変わった(キレイ)鳴き声の小鳥も来て、夏を粘っています。飼育箱から羽化した全カブトムシもまだまだ健在も、当地方の子供達の夏休みは今日まで。
 夏休み初めは近所のお姉ちゃんとばかり遊んでいた息子も、終盤はお兄ちゃんと遊んで、一端の言葉遣いになりました。 でもやることは、写真を見るまでもないのですが、、、シーラカンスになったつもりで、水族館遊びに興じている、、、。被り方、キモイし、これじゃあ、シーラカンスに失礼だ。  

2006/08/23 農林21号、  

  どうやら、出穂のようです。コシより少し遅いぐらい。
 今季は寒かったりでかなり心配ものでしたが、前回(平成14年)豊作の年と比べ、出穂は3日遅れと、まずは悪いなりに順調?。同様に冷夏ぎみだった昨年のように海よりの風吹く日が少なかったせいか、昨年よりは作柄に期待が持てます。 しかし、梅雨明けが遅れ、多雨で日照不足等の天候不順だった煽りか、カメムシにイナゴがメタ多く見られます。以前、あぜ道にハーブを植えて、害虫防除と草刈の軽減を図る 新聞記事を見掛けたことがありますが、一枚でも試してみればよかったと思っています。来期の課題が出来ました。  

2006/08/22 千葉さん、  

  製作の麹の引き込み台が完成。麹室に搬入しました。麹の在室時間を延ばすため、改めて作り直した台。どうなることやら。まずは、11月頭に予定している「搾り立て」の留麹で試してみることにします。本日はとりあえず、台の除菌・清拭をしました。あと麹室は、熱源を変更し、造りに備えます。

2006/08/19 スズメ、  

  今日は、亀の尾の田んぼに防スズメ用のネットを掛けに行きました。ネットが予想より小さかったため、テグスと通りがけの青田の好三さんに貰ったスズメテープ(反射テープ)でとりあえずのところ間に合わせました。プリンタの黒のインクリボンを数10m出したものを束ねてテグスに吊るすと、それなりにカラスっぽく見えます。スズメ、少し手を抜いてくれたらよいのに。 

2006/08/16 今日、  

  息子は嫁さんと一緒に里帰り。帰る前、息子は叔父と前の川で魚とり。素早い魚は捕れず、ザリガニ、ダルマガエル、ドジョウを捕まえました。このまま、捕まえっぱなしはいけないから、おじいちゃんへのお土産にしなさい。 マリも待ってるよ。
 お盆中の夕方、時間が空いたので海に釣りに出かけました。メバルの小さいやつでもと遊びのつもりで行きましたが、浅瀬に40センチクラスのイシモチ?が居て、本気モードに。アタリはあるものの、本喰わせできず、1時間ほど粘っていたら、ついに喰わせることに成功。小さい アタリに別なものと感じた瞬間、銀光眩しい小さい固体が縦横無尽に凄まじい勢いで走る。何だろうこの魚?
 一見、揚げた時「ピラニア?」と間違いそうになった魚は、アジのゼイゴがあって、アジとマグロを足したようないでたち。見れば見るほど綺麗な体で、いつもターゲットにしているヤマメに似 た目も綺麗。15センチ余りの体に秘められたパワーに興味をそそられ、調べてみると、「ロウニンアジ」か「ギンガメアジ」の幼体であることが判明。ついでに南洋系の魚であることも分かり、潮周りも大分変わっているのかなと感じた。請戸の冬の季節風が魚資源に影響をもたらしているということも聞いたこともあるが、晴れることもなく終わったお盆。さまざまな要因があるにせよ、平年並みが耳懐かし くなっているこの頃です。 

2006/08/15 明日は、  

  お盆様を送ります。請戸地区では砂浜に出て、海に送るのですが、環境に負荷をかけるということで、今は形式的なものになっています。16日の朝、親戚一同浜に出て、「秋の彼岸にまた来てござれ。」と声をかけること、風景も見ることも出来なくなりました。請戸の人は、海に生きる人が多いため、天然素材を使ってお盆様を送る備えをしていた家庭が多かったような気がします。一つ残念です。 そのうち、お盆なんて無くなってしまうんじゃないでしょうか?
 夕方、同じ町内、大堀相馬焼きで有名な大堀地区の友人宅に寄りました。帰り、家まで送って貰ったのですが、途中の道端に火を吊るした 玉が、街道沿いをしばらく飾っています。恥ずかしながら初めて知ったのですが、「火ふり」という行事で、お盆様送りに関連しているようです。生憎の雨でしたが、晴れれば、遠く照らす街道を見渡すことが出来るそうです。

2006/08/12 またあ、  

  伸びました。亀の尾。3日間留守で見なかった稲、また伸びたよと冨永さん。マジで伸びています。メジャーを持って行かなかったので正確な数字は把握できませんが、既に身長173cmの私の乳首まで伸び、家で測ってみると130cmを超えています。いやはや凄い。たまたま田んぼに居る時、散歩の人に会ったのですが、際限なく伸びる稲に毎日興味を抱いていたようです。冨永さんでさえ、ここまで伸びるとは想像出来なかったのでしょう。とんでもないものを預けてしまったようです。

2006/08/11 8/9グレコ日本酒の会。  

 東京は、大塚駅ほど近くのジャズ・バー「グレコ」さんにお邪魔しました。
 舞台は太田惠資(おおたけいすけ)さん。バイオリンが専門で、セミクラシックからジャズバイオリン、即興と(ご本人談)、自由で独創的な音・雰囲気に余裕(ゆとり)と、そして奥行きと独特の間合いがあります。引き込まれ聞き入ってしまいました。
 実は、昨年11月から無理を言いまして、不定期に南会津町(旧田島町)国権さんと日本酒の会を「グレコ」さんで開かせて頂いています。季節に合わせた日本酒を新しい手法で提供したいという試みで今回が3回目。仕込水を凍らせオン・ザ・ロック(全てではありませんが、)で供した次第。次回の内容も決まり、興味のある方は是非、大塚に。グレコさんHPには、日々のライブ情報あります。
グレコさん
太田惠資さん
 

2006/08/08 チョットの改造のつもりが、  

  ハナから作り直したほうが早いとなった製麹用の引き込み床。千葉さんの作業場を占領し、大々的?な製作となっています。フレームが出来上がり、完成の姿が想像できるまでとなりました。麹の在室時間を長くするための策。少しアイデアもの?なので、これより先の画像は見せられません。笑。発想はバイクのオンとオフの違いのようなもの、そんなにたいした事はないのですが。。。
 にしても、大工の千葉さん。面倒な注文にしっかり応えてくれます。感謝であります。

2006/08/07 日焼け。  

  昨日、日焼けでツートンカラーになった腕を焼きなおそうと、袖なしウエアでサッカーをしたおかげで、肩口がヒリヒリ。焼けムラは無くなったのですが、しばらくは、この痛みに耐えなければいけません(体重に耐えられず、ヒネった足首のほうが痛い、、、)。
 学校が休みに入り、自転車ツーリングで北の大地を目指す学生を良く見かけるようになりました。先日、見かけた学生。なんかススけたランニング着てるなあ?と思っていたら、すれ違いに裸(上半身です)と判明。彼もまた、焼けムラに悩んだのでしょうか。ロード車では、裸になっても北を目指す限りは背中しか焼けないように思うのですが。是非、帰りには黄色い旗をはためかせ、またルート6を南下して頂きたいと思います。高校球児だった弟、ソックスを履いていてもできるアンダーストッキング型の日焼けは見事でした。
 

2006/08/05 今日は、  

  ホント暑かったですね。朝からカラッとして無風、海ッ端の洗いものには最高の天気でした。フネの小物いっぱい洗いました。いい天気が続いて、梅も二日で干し上がり、明日は大物を引きづり出して、洗い・干しが出来ます。干し場の特等席。それは、海を臨む堤防。ある程度風も通るし(湿気の無い ことが前提)、輻射熱でしっかり水分を抜くことができます。
 洗った後は、二週間ぶりのサッカーの予定。一週間休んで太った体に明日はムチ打ちます。熱中症にならない程度に。
 カブトムシ、13匹が羽化しました。最初好調だったものの?、現時点でオスは、わずか4匹とハーレム状態。大きいやつより、小さいやつ励んでおります。

2006/08/04 梅  

  梅雨も明けて、梅の干し方が始まりました。早朝に出し夕方に取り込むの繰り返し、目標の水分量まで乾かしていきます。これが出てくると、ああ、夏だなと感じます。今日は早朝よりカラっとした天気。フネの道具洗いには良い天気です。ホントによいチャンスなのですが、午前中、蔵を離れなければならない用事があって、明日の天気に期待します。

2006/08/02 今朝、

 亀の尾の出穂が始まりました。時同じく夢の香も。五百万石は穂が揃い踏み、花を咲かせています。
 昨日の朝に引き続き、今朝も低温。トンボの羽化も今年は一斉にではなく、チラホラといった感じでです近所の神社では、盆踊りの櫓が組まれ、いよいよ夏ですが、すっきりしない空模様です。
 家のカブトムシも羽化(オス3・メス4)のピークを迎えようとしています。ひと夏だけの命を授かった生き物達。暑い・寒いは知らないはず。その夏をただ生きるのみ。たくましさを感じます。人間だけが右往左往しているように思えるこの夏、分かっていながらも暑い夏の到来を心待ちにしております。
 今晩方、福島市辰巳屋にて、17酒造年度全国新酒鑑評会の金賞受賞23酒造場(全国一)を記念して、成果発表会が開かれます。

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